AviUtlで必須のスクリプト、イージング(トラックバー版)

2018年12月2日

今回は、イージングスクリプトを紹介したいと思います。イージングスクリプトは動きに緩急をつけることができるとても便利なスクリプトです。AviUtlを使う中で必須ともいえる機能なので、未導入の方は是非これを機に導入してみてください。

※イージングスクリプトは新旧両方入れることができます。どちらか片方だけを入れている場合、異なるバージョンで作成された移動はイージングが無効になってしまうので注意してください。

イージングって?

パラメータの移動方法には直線移動というものがあります。直線移動は移動速度が常に一定です。
しかし、現実に物が動くとき移動速度が一定ということは多くありません。

自動車のように重い物は動き出しがゆっくりで徐々にスピードを上げていきます。また、停止する際は急に止まるのではなく、段々と減速して止まります。

動画編集に於いても動きの緩急をつけることは非常に重要です。イージングスクリプトを使えばグラフの番号を入力することでパラメータの動きに緩急をつけるためのイージングを適用してくれます。

イージングスクリプトの導入

イージングスクリプトはUndoFishさんのニコニコ動画にあるリンクからダウンロードすることができます。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm37721332

実はイージングスクリプトは新旧二つのものがあります。旧イージングスクリプトを使用していて今現在編集作業をしている方は、これから紹介する新しいバージョンのイージングスクリプトの導入は控えた方がいいと思います。

初めて導入する方、今作っている動画がないという方は新しいイージングスクリプトを導入してみてください。

ダウンロードしたファイルを解凍すると7つのファイルが展開されます。この中でひとつでもファイルが足りないという場合、解凍が失敗している可能性があります。

確認しているところでは、解凍ソフトにLhaplusを使用している場合にエラーが出ることがあります。解凍が上手くいかないときは7-Zip等別の解凍ソフトを使ってみてください。

解凍した各ファイルはAviUtlのscriptフォルダに入れます。scriptフォルダが見当たらない場合はフォルダを新規作成してください。scriptのつづりは意外と間違いやすいので要注意です。

イージングスクリプトの各ファイルをscriptフォルダに直接入れた場合、移動方法の下にイージングスクリプトが表示されます。

別パターンとして、先ほどのscriptフォルダの中にeasing2020フォルダ(名前は任意に変更可能)を新規作成し、そこへイージングスクリプトの各ファイルを入れることもできます。

追加するスクリプトは増えてくると管理が大変になってくるので、作者さん別にフォルダを作って管理すると楽になりますね。

scriptフォルダ中に作ったeasing2020フォルダにイージングスクリプトの各ファイルを入れた場合、移動方法の上部にイージングスクリプトが表示されます。

このように、移動方法にイージングスクリプトが追加されていれば導入完了です。

イージングスクリプトの使い方

イージングスクリプトはパラメータの移動方法として使います。例としてXYZ座標の移動にイージングスクリプトを使用してみます。

XYZいずれかのボタンをクリックして、移動方法にeasing_normal@uf_easingを選択します。

そして、もう一度XYZいずれかのボタンをクリックして、設定[1]をクリックします。この設定[]にある番号でイージングの種類を指定します。

移動フレーム間隔という小さなウィンドウが出てきます。ここでは23と指定しました。

設定で指定する番号と、それに対応するイージングのグラフです。これは導入の際にダウンロードしたファイルの中に同梱されています。

移動方法にイージングスクリプトを選択→適用するグラフの番号を指定という手順になります。

イージングの例

オブジェクトが画面の外から登場する際の移動には、徐々に減速していくeaseOutのグラフ[23]を。止まっているオブジェクトが画面の外へ退場する際の移動には、徐々に加速していくeaseInのグラフ[22]を適用させました。

登場[23]と退場[22]はセットで覚えるといいと思います。

他にも、[35][34]で反動をつけた動きなどもできます。

座標の移動量は変わらないのに、イージングスクリプトで動きをつけるだけで随分と印象が変わるのが分かると思います。

YouTubeで解説しているのでこちらも是非見てみてください。

応用

テキストの移動から円が大きくなっていく動きまで、普通に見ている動画もさりげなく動きに緩急がついていると思います。

モーショングラフィックスやMAD動画などでは、直線移動よりイージングを使用することの方が多いですね。

上級者向けのマルチベジェ軌道

イージングスクリプトはすでにあるグラフの中から選んで適用するのでとっても便利で簡単です。反面、グラフにない動きをさせることができません。

93さんのマルチベジェ軌道というスクリプトはイージングのグラフを自分でカスタマイズできます。イージングスクリプトにはない動きをさせたいという場合にはマルチベジェ軌道を試してみてください。
AviUtlのイージングをカスタマイズ、マルチベジェ軌道

いかがだったでしょうか。イージングスクリプトはAviUtlでの動画編集にほぼ必須と言っていいほどの強力なスクリプトだと思います。モーションを作る際にはとても役立つので是非導入してみてください。

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