今回は、さつきさんのTA個別用の拡大回転について紹介したいと思います。
TA個別用の拡大回転はテキストの文字毎に個別オブジェクトにチェックを入れた場合でも、オブジェクト全体を拡大縮小したり回転させることができます。
TA個別用の拡大回転は、さつきさんのスクリプト一式にある@TA.anmに含まれています。
AviUtlスクリプト一式20160828
文字毎に個別オブジェクトと中心
中央揃え[中]のテキストオブジェクトです。中心は画面中央に据えられています。
この状態で拡大率をいじると、テキストオブジェクト全体が中心(0,0)を基準として拡大縮小します。
テキストオブジェクトにある文字毎に個別オブジェクトにチェックを入れると、中心が各文字の中央に据えられます。
文字毎に個別オブジェクトにチェックを入れた状態で拡大率をいじると、画面の中央ではなく各文字の中心を基準に拡大縮小します。
文字毎に個別オブジェクトにしつつ、通常のようにオブジェクト全体を拡大縮小、回転させたい場合に便利なのがTA個別用の拡大回転です。
TA個別用の拡大回転
TA個別用の拡大回転は、主に文字毎に個別オブジェクトにチェックが入っているテキストにかけて使います。
例えばこんな感じ。TAぼかし登場で登場し、拡大率と回転で退場するテキストアニメーション。
今まで文字毎に個別オブジェクトにチェックを入れている場合、グループ制御などを利用して全体を拡大縮小したり回転させたりしていました。
TA個別用の拡大回転をかければ、ひとつのオブジェクトで完結します。
もちろん、メディアオブジェクトとして出すこともできます。
使用例
こんな感じ。
前半は文字毎に個別オブジェクトを活かしたテキストアニメーションで登場し、後半はテキスト全体の縮小と回転で退場します。
テキストアニメーションは文字毎に個別オブジェクトにチェックを入れて使うものが多いので、TA個別用の拡大回転で全体を動かせるようになると作業が楽になりますね。
いかがだったでしょうか。地味に大変だった文字毎に個別オブジェクトの拡大縮小、回転ですがTA個別用の拡大回転で少し楽になるかもです。
中には一緒に使うことができないスクリプトもあるかもしれませんが、そのときは従来通りグループ制御やシーンを使って全体を拡大縮小、回転させると良いですね。あとはアニメーション効果をかける順番を変えてみるのも良いです。
TA個別用の拡大回転、機会があれば是非試してみてください。