![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2020/10/delaydraw202010_015.png)
今回は、93さんのDelayDrawを使った演出を紹介したいと思います。
単体でより新しいDelyaMove2というのもありますが、記事中ではold_script_etc.zip中のDelayMoveの中にあるDelayDrawを使用しています。
93さんのTwitter
使用例
DelayDrawを使ったテキストモーションの一例です。
テキストの下準備
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2020/10/delaydraw202010_003.png)
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2020/10/delaydraw202010_002.png)
まずは、テキストの動きを先に作ってしまいます。中間点を打ち、画面左側から右側へ弧を描くように移動させます。
最後に停止する区間を作って、遅れてきたオブジェクトを収納します。
移動方法は補間移動にしました。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2020/10/delaydraw202010_001.gif)
こんな感じですね。
DelayDrawはオブジェクトをたくさん複製して描画するので、できるだけ先に動きをつけておいて後からDelayDrawをかけると編集しやすいと思います。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2020/10/delaydraw202010_004.png)
続いてテキストの色を黒にします。背景も黒なので、そのままだと何も見えない状態です。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2020/10/delaydraw202010_005.png)
続けて、縁取りをかけます。サイズ1、ぼかし0、縁色の設定は白色にします。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2020/10/delaydraw202010_006.png)
このようにテキストのアウトラインが見えている状態になります。
ここでのポイントは、文字の色が背景色と同じ黒であることです。輪郭だけのように見えますが、文字にもちゃんと色があるので、重なったときに文字の後ろが透けずに済みます。
DelayDrawをかける
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2020/10/delaydraw202010_007.png)
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2020/10/delaydraw202010_008.png)
DelayDrawをかけます。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2020/10/delaydraw202010_009.png)
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2020/10/delaydraw202010_010.png)
デフォルトでは着色されているので、色強度を0にして元のテキストを表示させます。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2020/10/delaydraw202010_011.png)
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2020/10/delaydraw202010_012.png)
描画数で描画されるオブジェクトの数を調節します。
こんな感じ。Delayを大きくする場合は、その分間隔も大きくなるので描画数を増やして調節します。
移動方法に関して、連続している感を出すために直線移動や補間移動がおすすめです。イージングで大きく緩急をつけると、オブジェクトの間が詰まってしまったり、逆に開いたりしてしまいます。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2020/10/delaydraw202010_013.png)
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2020/10/delaydraw202010_014.png)
デフォルトでは一番前のオブジェクトから動き始めますが、描画順反転にチェックを入れると、一番奥のオブジェクトから動くようになります。
応用
テキストだけでなく、画像にかけたりしても面白いと思います。エラーメッセージ等の画像にDelayDrawをかけた例。
いかがだったでしょうか。
93さんのDelayDrawを使った演出例、機会があれば是非試してみてください。