AviUtl、テキストレイアウト時に役立つ拡大率XY

今回は、タイポグラフィなどで見られるテキストのレイアウト時に役立つ基本効果の拡大率XYについて紹介したいと思います。

基本効果の拡大率XY

元となるテキストです。これに基本効果の中にある拡大率をかけます。

拡大率のXをいじるとX方向にオブジェクトが伸縮します。Xを80とするとテキストの横幅がシュッと縮んでいます。

拡大率のYはY方向に伸縮します。Yを60と小さくするとテキストの高さがギュッと縮んでいます。

このようにテキストに基本効果の拡大率をかけXYの拡大率を調節することで、タイポグラフィのようなレイアウトが難しいものも融通が利くようになります。

レイアウト

テキストを赤い四角の中におさまるように基本効果の拡大率XYを使ってレイアウトしてみます。赤い枠は「AT THE PAST」の幅を基準にしてサイズを決めました。

調節するのは「LOOKING BACK」と「AND WHAT WE HAD」です。

赤い枠からはみ出た部分を拡大率Xで調節しました。

このようにすっきりおさまりました。テキストのサイズでも横幅を揃えることはできますが、高さが変わってしまいます。高さを変えずに横幅だけシュッとしたいときには基本効果のXが役立ちます。

「AND WHAT」も同様に拡大率Xで整えました。「WE HAD」は「WE」と「HAD」が縦に並ぶように拡大率Yを使って平体になるようにしました。

完成。テキストが赤い枠の中におさまるようにレイアウトできました。各単語はすべて同じサイズで基本効果の拡大率XYだけで調節しています。

折角なので動かしてみたいですね。

中心と拡大率

設定ダイアログ右上にある矢印がぐるぐるしているボタンから拡張描画をクリックします。

中心をテキストの底にくるように中心Yを移動させます。この状態で拡大率を移動させます。

中心の位置によって拡大するときの動きが異なります。今回はテキストの底に中心を据えて拡大させます。

先ほどレイアウトしたものを中心を底にした拡大率で動かしてみました。kinetic typographyと呼ばれるテキストメインのモーションが作れます。

kinetic typographyへの応用と使用例

レイアウト(上)とテキストモーション(下)をかけ合わせることで、いくらでも動きに変化を付けることができます。同じレイアウトでもテキストの出し方を変えれば全く別の動きになりますし、その逆も然りです。

カメラで動きを付ければlyric videoでも使えるようなテキストの動きが作れます。カメラといっても使用例の動画は平面なので使用したのは座標と拡大率ですが。

レイアウトにあわせて回転なんかも加えるとより一層動きが出ますね。

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いかがだったでしょうか。
基本効果の拡大率XYを使ったレイアウト、テキストの出し方と組み合わせたkinetic typography。機会があれば是非試してみてください。