
今回は、早送りや巻き戻しなど再生速度をいじる方法と時間制御について紹介します。
再生位置と再生速度


まずは通常の動画ファイルを見ていきます。
再生位置と再生速度の項目があります。


再生位置はフレームの位置を表しています。
上の画像だと1フレーム目から50フレーム目に移動することになります。
再生位置の移動の場合、オブジェクトの長さを自由に変えることができます。
長くするとゆっくり、短くすると速く再生されます。

再生速度はそのまんまですね。
トラックバーでは-800から800までの範囲で設定できます。
再生速度200のように設定すると2倍速になります。
-300のようにマイナス値を設定すると、逆再生になります。
再生速度をいじるとオブジェクトの長さは自動的に決められてしまいます。

この再生位置と再生速度はシーンにもあります。
複数の動画を並べて早送りや逆再生を行うときは、シーン機能を利用するのが一番です。
時間制御

メディアオブジェクトに時間制御というのがあります。
時間制御はオブジェクトの上に置き、オブジェクトと同じ長さをとって使います。
ファイル単体の再生位置や速度と違い、時間制御下のオブジェクトすべてに適用されます。
テキストや図形の移動や回転など、複数のオブジェクトを使った編集まるごと時間制御で操作できるのが特徴です。
扱いはグループ制御みたいなものですね。

位置が0→100へ移動するのが通常の再生です。
これを100→0へ移動させると逆再生になります。


繰り返しの項目では、対象範囲内で何回繰り返すかを決めます。
繰り返しを2とすると、範囲内を2回繰り返すので2倍速になります。


最後のコマ落ちは、通常の再生から余計なコマを飛ばして再生させます。
例えば、毎フレーム動いていた動画を3コマ落ちにすると、3フレーム毎に動画が再生されます。
わざとカクカクした再生にしたいときに使います。
使用例


並べた画像を時間制御で繰り返し3にして、3倍速に。
Rootに戻って、テキストでクリッピングしたもの。
倍速にする作業はシーンでやると、他のエフェクトもかけやすくなるのでお勧めです。
いかがだったでしょうか。
ファイル単体なら再生位置や再生速度、自分で編集したカットならシーンや時間制御を使うといいと思います。
機会があれば、是非試してみてください。