
今回は、Windows10でのフォント整理について紹介したいと思います。
フォントの場所

インストールされたフォントは、CドライブのwindowsにあるFontsフォルダに収められています。
Fontsフォルダには自分でインストールしたフォントの他、システムで使用するフォントも含まれています。windows10で標準インストールされているフォントは消さないように注意が必要です。
フォントのインストールとアンインストール

フォントファイルをダブルクリックすると内容を確認することができます。画面左上の”インストール”をクリックしてフォントをPCにインストールします。

フォントのアンインストールはFontsファイルから削除または移動させます。
ポイントはFontsフォルダから移動させるだけでもいいということです。誤って削除してしまうとパソコン上で不具合があるかもしれません。しかし、Fontsフォルダから別のフォルダに移動させるだけなら、不具合があった時に簡単に元に戻せます。
しばらくして何ともないなと確認してから削除するのが安全です。
強制アンインストール
たまにフォントがアンインストールできないというトラブルが発生します。WindowsにMacのフォントを入れてみたら消せなくなったとか、いろいろいじっていたら消せなくなったとか・・・
そんなときはフォントの削除ツールなんてものもあります。システムフォントを削除してしまうと文字が表示されなくなる可能性もあるので、使用は自己責任でお願いします。
→武蔵フォントさんの削除ツール
フォントの数と容量

さて、システムが必要とするフォントを除き、自分で入れたフォントをFontsフォルダから削除するわけですが、ひとつ気になることが。
みんなどんだけフォント持ってるの?自分は多いのだろうか、少ないのだろうか。
結果、全部で275個のフォントがありました。同じフォントでもウエイトの違いで複数あるものもあったので、総ファイル数は895、サイズは1.46GBでした。
モリサワのよくある質問では、目安としてファイル数1300、サイズ2GB以下が望ましいとされていました。
不要になったフォントを削除

今回削除の対象としたフォントは、主に尖った(個性的な)フォントです。
動画制作において、尖ったフォントは使いどころが難しいですよね。見つけたときは格好いいと思ったんだけどなぁ、なフォントを外しました。
残すべきは何度も使いたくなるフォントです。
残ったフォント紹介
Acherus Grotesqu
細めのウエイトで小さなサイズの文字にするときに好んで使います。
Century Gothic
こちらも細めのウエイト。イタリックも好きです。
Clinton
太めのウエイト。「l」の足がかわいい。
Galano Grotesque DEMO
通常とAltの2種類あります。「a」の線が縦まっすぐなのが好きです。
Montserrat
ウエイトの種類が豊富。見出しと本文などでフォントを変えなくて済むので重宝します。
Roboto
Androidで使われているフォント。Condensedは少し縦長になっています。
などなど、一部を紹介しました。
いずれもフリーフォントです。
フォントを調べる
ウェブサイトを見ていて格好いいフォントだなと思ったとき、そのフォントを調べる方法をふたつ紹介します。

ひとつは、chromeの検証です。調べたいテキストを選択して[F12]キーを押すか、右クリックから[検証]を押します。
firefoxを使用している場合は、[F12]キーか、右クリックから[要素を調査]を選択してください。
その中から“font-family”という項目を見つけます。このサイトは「sofia pro」を使用していることがわかります。サイトによっては複数指定してある場合もあります。左側から順番に、表示される優先順位が高くなっています。
もうひとつは、chromeのアドオン、WhatFontです。

WhatFontが有効な状態でテキストをクリックすると、フォントの情報が表示されます。見てみると、sofia proというフォントでウエイトが600、サイズが36px、色が黒なんてこともわかります。
いかがだったでしょうか。
バックアップを取り、Fontsから削除することでwindowsや画像編集ソフトの起動を軽くする。パソコンの動作が重いと感じたら、フォントの数が多くないか見てみてください。