AviUtl、動きでわかるオブジェクトの扱い方

2020年8月11日

今回は、テキストを例にオブジェクトの扱いについて紹介したいと思います。

独学での動画編集では、「観察・分解・再構築」が重要になります。それは、お手本となる動画を観察して、どんな動きをしているかひとつひとつの要素に分解し、自分の力で再構築するというものです。

動きを見ることでオブジェクトの性質を把握できれば分解も再構築もより効果的に行えますし、なにより動画を見ただけでなんとなく作り方もイメージできるようになると思います。

同時に同じ動きをするパターン

AviUtlにおけるテキストオブジェクトの基本的な形はこれですね。「how it works」をひとつのオブジェクトとして扱います。

テキストオブジェクトの数はひとつです。

ひとつの塊として扱われるオブジェクトは、基本的に同時に同じ動きをします。

もし動画の中で同時に同じ動きをしているオブジェクトを見たら、それはひとつのオブジェクトとして扱われており、再現する際もそのように扱うことになると思います。

ちなみに、オブジェクトをひとつのオブジェクトとして扱う方法はいくつかあり、後述しますね。

それぞれが異なる動きをするパターン

「how it works」を単語毎に分けました。「how」「it」「works」に分けられたオブジェクトは、それぞれに別の動きをつけることができます。

扱うテキストオブジェクト数は三つになりました。

単語毎に分けられたオブジェクトは、座標などのパラメータを別々に設定することができます。

動画の中で動きの異なるオブジェクトを見たら、それはそれぞれ別オブジェクトとして扱っていると思っていいでしょう。

文字毎に個別オブジェクトのパターン

テキストオブジェクトの最小単位、文字毎に別のオブジェクトとしたもの。これもそれぞれが別の動きをする型のひとつですね。

文字をすべて別オブジェクトとして扱うと、一文字ずつ違う動きをさせることができます。

時間差でバババッと動いたり、バラバラに散らばったり、集まったりといった動きを見たら、文字毎に別オブジェクトかもとあたりをつけることができます。

AviUtlのテキストには文字毎に個別オブジェクトという項目があります。ここにチェックを入れることでテキストを一文字ずつ個別オブジェクトとして扱うことができます。

別途テキストアニメーション用のスクリプトを適用するなどして動きを付けることになります。

また、力業になりますが、本当に一文字ずつテキストオブジェクトを用意して動かす方法もあります。やりたいことがスクリプトでは上手くいかない場合など、手間はかかりますが自由に動かすことができます。

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複数のオブジェクトをひとつとして扱う

「how」「it」「works」の三つのオブジェクトに異なる動きをつけつつ、同時にそれをひとつの塊として扱うといったこともできます。

登場はそれぞれ別オブジェクトとして扱い、その後の座標の移動はひとつのオブジェクトとして扱うといった場合に。

今までの「異なる動きをする」と「同時に同じ動きをする」の合わせ技ですね。

オブジェクトの扱いが変わる目印は「同時に同じ動きをする」瞬間ですね。慣れてくれば参考動画を見て「ここから一つの塊として扱っているな」とわかるようになります。

複数のオブジェクトを一つのオブジェクトとして扱う方法としてグループ制御があります。基本的にこのグループ制御でまとめるのが簡明ですね。

個別の動きはSceneで作り、全体の動きはRootに呼び出したシーンオブジェクトで付けるといった方法もあります。こちらはちょっと上級者向けですが、複雑な動きを作ることができます。

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参考動画を見てみる

どうでしょうか。同時に同じ動きをしているかどうかに注目して見てみると、「どのオブジェクトがひとつの塊なのか」「どのオブジェクトが異なる動きをしているのか」なんとなく見えてきませんか。

それが分かるようになってくると、「この動きを作るときはオブジェクトを分けなければいけない」というふうに段々とオブジェクトを適切に扱うことができるようになると思います。

いかがだったでしょうか。
モーションを真似して作ってみるというとき、その構造がわかるということは再現するうえでとても有利です。

・同時に同じ動きをするものはひとつの塊として扱う
・異なる動きをするものは別オブジェクトとして扱う


この二つのことを覚えておくと、自分でする動画編集や参考動画を見ての学習に役に立つと思います。考え方のひとつとして是非参考にしてみてください。

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