AviUtl、図形で隠して登場退場

2020年8月18日

今回は、図形を使った画面の切替やオブジェクトの登場退場について紹介したいと思います。

画面全体を覆う

まずはこちらの動画を見てください。

画面1から画面2への切替の際に背景が下から出てきて上へ消えていきます。いわゆる図形を使ったシーンチェンジですね。

Y座標の移動でもいいですし、クリッピングを使ってもできます。

図形が時間差でやってくるパターン。

背景にオブジェクト分割をかけて93さんのDelayMoveで時間差をつけています。
AviUtl、オブジェクト分割とDelayを使ったモーション

円を使って画面を埋め尽くすパターン。

円(図形)をたくさん敷きつめています。Sceneを利用すると複数のオブジェクトをひとつのオブジェクトとして扱えるので作りやすいです。
動画編集テクニック、同じ色は繋がる

ここまで、すべて方法は違えど同じ原理でできています。

切り替え

画面1に図形が出てきます。(登場)

画面全体を覆います。(切り替え)

画面2が出てきます。(退場)

タイムラインを見てみると、図形が登場する部分では画面1が映し出され、画面が覆われたところで画面2に切り替わります。そして図形が退場していくといった感じです。

先程の3つの動画も、図形の登場と退場の仕方は違えど画面が覆われた瞬間に切り替わるという原理は一緒です。なので、いかにして画面を覆うかというのがアイデアや工夫の見せどころになります。

部分的に覆う

画面全体ではなく、部分的にオブジェクトを覆うやり方もあります。

テキストをすっぽり覆う程度に図形の大きさを調整します。

クリッピングなどで図形を退場させると、テキストが出てくるようになっています。
AviUtl、クリッピングの使い方

ポイントとして、図形は隠したいオブジェクトをすっぽり覆える大きさにします。
これは、切り替えの瞬間を見せないためです。

たとえ1フレームでもはみ出ている部分が映ると違和感があります。しっかり覆いたいですね。

ひとつの画面に登場と退場があるパターン

今までは、画面が覆われた瞬間に切り替えが行われており、見えている部分は画面1かそうでなければ画面2のどちらかひとつでした。

こういった切り替え方法というのもあります。

特徴は、同じ画面の中に退場と登場が映っていることです。つまり画面1と画面2が同時に映ります。

クリッピング等を駆使して、登場するオブジェクトまたは退場するオブジェクトを作ります。

ここでのポイントは切り替えポイントが常に移動しているという点です。

切り替えを覆うオブジェクトを少し透明にしてみてみると、切り替え部分が見えますね。矢印のオブジェクトはこの切り替えポイントを覆うように移動します。

難易度を上げているのが、覆われている部分の許容範囲が狭いことです。今回の例でいうと、中央の赤い部分以外に切り替えポイントが来るとはみ出てしまいます。

クリッピングの移動距離と移動時間を、矢印オブジェクトのそれと同じになるように設定するのがコツですね。

参考

原理が分かればあとは登場と退場の工夫ですね。「transition」「shape」などのキーワードで検索すると参考になるものが出てくると思います。

いかがだったでしょうか。
図形を使いオブジェクトを隠すことで、シーンチェンジやオブジェクトの登場退場の切り替えを作り出すことができます。

・オブジェクトを覆うパターンを工夫すること
・切り替えの瞬間を見せないこと


このことを意識しておくと、自分で作るときも、参考動画を見るときも役に立つと思います。是非、参考にしてみてください。