AviUtl、リール回転の動きで数値をカウント

2024年2月3日

今回は、リール回転のような動きで数値をカウントする演出を作ってみたので紹介したいと思います。

使用スクリプト

ティムさんのモーションタイルT(過去記事)
mimarakaさんのCurve Editor(過去記事)

テキストにモーションタイルT

まずはテキストオブジェクトに数字を打ちます。今回は縦回転なので、縦に並べます。

縦書きだと表示されないフォントもあるので、改行を使うと良いと思います。行間でスペースの調節ができます。

数字の配置パターンは2種類あります。9から0へ並べるものと、0から9へと並べるものです。

画像はカウントアップの例。9から0へ並べた場合は下方向へ移動、0から9へ並べた場合は上方向へ移動させます。カウントダウンでは移動方向が逆になります。

ちょっとややこしいですね。

モーションタイルTをかけます。

出力幅を100%にし、パラメータ設定から速度方向(度)を90に設定しました。

中間点を打ち、中心位置を移動させてみてください。両端は停止区間です。

こんな感じで数字がリール回転みたいな動きをします。モーションタイルTによって0から9をループしているのが特徴です。

移動は画像のようなイージングです。動き出しは徐々に加速し、動き終わりで徐々に減速するカーブです。

見せる領域を作る

一旦中心位置を移動無しにしておきます。

出力高%で表示させる領域を調節します。領域はテキストオブジェクトに点線の枠が見えるので、それを目印にして調節してみてください。

出力高%の調節が終わったら、中心位置で最初に表示させたい数字が真ん中に来るように調節します。

再び中心位置を移動させ、最後に表示させたい数字の位置を調節します。

このように領域内でだけテキストが表示されるようになります。

ちなみに、クリッピング、マスク、上のオブジェクトでクリッピングなどを利用して表示領域を作ることもできます。

方向ブラーでスピード感を出す

リール回転の動きはブラーをかけることでスピード感を出すことができます。ここでは方向ブラーを使ってみます。

方向ブラーはメディアオブジェクトで出します。

動きの前半と後半で異なるイージングを使うためオブジェクトはふたつになります。

前半は方向ブラーの範囲を0から30程度に移動。移動方法は徐々に加速するカーブのイージングです。
方向ブラーの角度は0です。

後半は方向ブラーの範囲を30から0へ移動。イージングは徐々に減速するカーブです。

こんな感じです。ブラーの範囲はお好みで調節してみてください。

数値のカウント

桁毎にオブジェクトをコピペしてレイアウトしたり、動きのタイミングを調節します。

左側から時間差で上に向かって動くパターン。

イージングのカーブによって予備動作を付けた動きなんかもできます。逆に止まるときに反動をつけるものいいですね。

応用と使用例

モーションタイルTでループするには、連なったオブジェクトが一つの領域を持っていることが必要です。画像左側のように、オブジェクトが個々に領域を持っていると上手くいきません。

テキストならばそのままで大丈夫ですが、アイコンやイラストなどを使用する場合はGIMPやPhotoshopのような画像編集ソフトで一連の素材を作成しておくとやりやすくなると思います。

モーションタイルTによる領域の設定より後に方向ブラーがかかるため、部分的に領域を超えて表示されることがあります。

対処としてはオフスクリーン描画をかけ、クリッピングの上下で領域を切り取るとブラーがかかった状態でも領域からはみ出ません。

もしくはScene内で領域を決めずに作っておいて、呼び出したシーンオブジェクトの方にクリッピングをかけてもいいですね。

タグにあわせた価格表示アニメーション。

リール回転の方向を交互に変えたカウント。

いかがだったでしょうか。

モーションタイルTでループさせ、方向ブラーでスピード感を出すことでリール回転のカウントアニメーションが作れます。スロット演出にもいいですね。

機会があれば是非、試してみてください。