今回は、mimarakaさんのCurve Editorというイージングのカーブをウィンドウ上で編集できるプラグイン&スクリプトを紹介したいと思います。
動作環境は本体1.10、拡張編集0.92です。Curve Editorの導入はmimarakaさんのページからどうぞ。
→Curve Editor for AviUtl
目次
使い方
まずはAviUtlを起動し、表示からCurve Editorの表示をクリック。
このようなウィンドウが出てきます。
基本的にはハンドルを操作してカーブを作成→グラフ上でドラッグ→カーブを適用させたい項目の上でドロップします。
各モード
ベジェでは二つのハンドルを操作してカーブを作成します。
ベジェ(複数)では、ダブルクリックでポイントを追加または削除することができます。ID毎に異なるカーブを設定して適用することができます。
振動では波の幅や高さを調節します。設定した終点を超えて行ったり来たりの動きをします。
バウンスでは動かすポイントはひとつで、高さと幅を調節します。設定した終点は超えずに弾む動きになります。
こんな感じで操作します。
より使いやすくするために
Delキーでカーブを初期化することができます。
Rキーでカーブを反転することができます。
グラフ上を右クリックして設定を開きます。
【全般】では、ポップアップを表示のチェックを外すとカーブを初期化する際のウィンドウが出なくなります。1ステップ前の編集状態を表示のチェックを外すと、ひとつ前に編集していたグレーで表示されていたカーブが非表示となります。
【編集】では、ハンドルをダブルクリックしたときにカーブを直線にする(ベジェ(複数)モード)にチェックを入れておくのもいいと思います。
設定に関しては個人の好みなので参考までに。
ベジェ、ベジェ(複数)では次のハンドル操作が可能です。
・Shift+ドラッグで始点または終点の辺にスナップ。
・Ctrl+ドラッグで長さを保持したままぐるぐる回せます。
・Alt+ドラッグで角度を固定したま伸び縮みさせることができます。
・Shift+Ctrl+ドラッグで二つの制御点を同時に動かすことができます。
その他
グラフ上でドラッグして、適用させたい項目をShiftを押しながら離すとその項目だけにカーブを適用することができます。
座標などは移動させる際、XYZすべて同じ移動方法で設定されますが、Shiftを押すことで個別に設定することができるようになります。
ドラッグ&ドロップ以外の設定方法です。カーブを作成後左上のアイコンからカーブの数値/IDをコピーします。
移動させたい項目の移動方法を設定。ベジェとベジェ(複数)はType1、振動とバウンスはType2。
設定[0]をクリック、コピーしたカーブの数値/IDを貼り付けてEnterを押します。これでカーブが適用されます。
カーブの数値を入力することで、カーブを再現することもできます。別のプロジェクトファイルで使うときにいいかもしれませんね。ベジェ(複数)ではIDになるのでコピペしても1とか2になります。そこは要注意ですね。
使用例
座標の移動、回転、拡大率など動きに緩急をつける際にCurve Editorでカーブを作って適用させてみました。モーショングラフィックスやテキストアニメーションなどイージングが活躍する場は多いです。
いかがだったでしょうか。
ベジェ(複数)ではカーブが自動で反映されるので、ストレスなく編集ができ今まで以上にイージングにこだわれますね。Curve Editor、機会があれば是非試してみてください。