AviUtl、扇状にクリッピングするRadialWipe_s

2019年1月5日

以前はrikkyさんの扇クリッピング(R)を紹介していましたが、今回新たにSEEDさんのRadialWipe_sを紹介するため内容を更新しました。

導入時の注意点としては、RadialWipe_s.anmとRadialWipe_s.dllを一緒にscriptフォルダまたはその一つ下のフォルダに入れます。

円にRadialWipe_s

サイズ350の円(図形)にRadialWipe_sをかけました。

デフォルトの設定から終了角を動かすことでオブジェクトを扇状にクリッピングします。開始角は0で上から、180で下からクリッピングが始まります。

Fan Modeで両端からクリッピング

Fan Modeにチェックを入れると開始位置を基準に両端からクリッピングされます。

中心座標

RadialWipe_sにはアンカーが付いています。アンカーを直接移動させる、もしくはXYで座標を指定すると中心をずらすことができます。アンカーをいじってしまい元に戻したいときは、パラメータ設定から追加座標の欄を{0,0}とすれば中央に戻ってきます。

弧を描く動き

モーショングラフィックスなどでよく見る、くるんと弧を描くような動きを作ってみます。

まずはサイズ350、ライン幅20の円です。

RadialWipe_sは円(図形)に直接かけずに、メディアオブジェクトとして出します。前半は終了角を-360から-180へと移動させます。移動方法はイージングの6番、easeInのグラフにします。

もうひとつRadialWipe_sを出して後半部分を作ります。終了角を-180から-360、イージングの7番のようにeaseOutのグラフにします。

続いて、円(図形)の回転を0から540へ移動させます。こちらはイージングの8番のようなeaseInOutのグラフです。これで弧を描く動きの出来上がりです。

失敗例

RadialWipe_sの終了角の移動に対して、円(図形)の回転量が足りないと途中で止まったり戻ってしまいます。回転量を増やすか終了角の移動を少なくするなどの対応が必要です。

使用例

背景にかけて時間差で並べればシーンチェンジにも使えます。

ちょっとした違い

RadialWipe_sは扇状にクリッピングするため、四角形などの角があるオブジェクトにかけるとクリッピング部分に角度がついてしまいます。切り口を常に平らにするときはUndoFishさんの文字輪郭追跡などで対応すると上手くいくと思います。

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円にRadialWipe_sをかけると切り口は平らです。両端を丸めた状態にしたい場合はLegendさんのrounded_circleを利用するといいと思います。

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扇クリッピング(R)

以前紹介していた扇クリッピング(R)はcumuloworksさんのページからダウンロードすることができます。
cumuloworks

いかがだったでしょうか。
扇クリッピングはモーショングラフィックスやシーンチェンジで活躍するスクリプトですね。機会があれば是非試してみてください。

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