AviUtl、画面をチラつかせるグリッチの作り方

2019年2月2日

今回は、グリッチについて紹介します。
ここでのグリッチとは、映像の乱れを作り出す演出です。

グリッチの基本は「ずれ」

基本となる考え方は、「ずらす」ことです。
この「ずれ」をフレームバッファを使って表現します。

元オブジェクトの下にフレームバッファを置きます。
フレームバッファにクリッピングをかけて右側をクリッピングします。
まだ見た目上の変化はありません。

アニメーション効果から、さつきさんの画像ループ2をかけ、X個数を1にします。

この状態でフレームバッファのY座標を動かしてみてください。
画面が縦にずれます。

これで一つのパターンの出来上がりです。

クリッピングを使ってブロックを作る

背景にクリッピングをかけて、長方形のブロックを作ります。
その後、オブジェクトを図形からフレームバッファに変更します。

別の方法として、背景にマスクをかけてブロックを作ることもできますねというコメントを頂きました。どちらも試してやりやすい方法でやってみてください。

こちらもブロックを作った後にフレームバッファに変更します。(2020.09.21更新)

続いて方向ブラーをかけます。
角度を90にして横方向にブラーがかかるようにします。

これでもう一パターンできました。

先ほどの別パターンとして、ブロックを作ったら拡大率で少し拡大します。
これも「ずれ」ですね。

こちらは最も単純に座標をずらします。
あまり大きくずらし過ぎないことがポイントです。

これらのパターンを組み合わせて1-2f単位で動かせば、グリッチの完成です。
ブロックの数はくどくなるといけないので、多くても3つくらいにしています。

仕上げ

ずらした画像に合わせて、このようなオブジェクトやテキストを散らしてあげるとより効果的です。

もう一つは、色ずれです。
ここでは、色収差もどきというプラグインを使用しています。
一見変わりないように見えますが、各左端を見比べてみると色ずれの差がわかると思います。

完成。

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いかがだったでしょうか。
リズムに合わせてグリッチの演出がはまると、とても格好良いです。
是非試してみてください。

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