AviUtlで作る集中線

2019年2月4日

今回は、ティムさんの集中線Tを紹介します。
集中線は対象を強調したいときに使うと効果的です。

【AviUtl】集中線スクリプト

集中線Tの使い方

集中線はカスタムオブジェクトです。
主なパラメータは発生確率、線幅、中心です。

発生確率は値を大きくするほど線が増えていきます。

線幅は大きくするとザックリとした集中線になります。

中心をいじることで対象との距離を調節します。
近すぎても遠すぎてもいけません。
対象にかかるかなくらいが丁度いいと思います。

局所性は集中線の配置を偏らせます。
0にするとランダムになります。
普段あまりいじりません。

パラメータ設定

続いてパラメータ設定を見ていきます。

色は設定の横にある色ボタンまたはパラメータ設定の色の項目で変えることができます。

集中線Tにはアンカーが付いています。
このアンカーを移動させることで中心を変えられます。

速度変化は1にすると毎フレーム変化します。
スピードを遅くするには、0.5のように小数点で調節してください。

中心追尾では、図形などのオブジェクトと中心をリンクさせ、移動に合わせて追尾させることができます。
中心追尾の欄には目標となるオブジェクトのLayer番号を入れます。

ベタフラッシュが作れる

漫画などによくあるベタフラッシュと呼ばれるものです。
心の声などで使うと効果的です。

シーンに集中線を置きます。
拡張描画にして縦横比を25にすると両端が見切れて出てきます。

集中線Tの色を黒にして、白背景を置きます。
今度は背景の白い部分が両端に出てくるので、クリッピングなどでカットします。

Rootに戻り、背景を出してマスクをかけます。
マスクの種類をシーンから選択にして、先ほどのSceneを選択します。
元のサイズに合わせるにチェックを入れます。

これでベタフラッシュの透過素材が完成です。

ハッとしてみたり。

真ん中をさらに円でマスクしてみたり、同じSceneでマスクしてみたり。
いろんなパターンを作ってみてください。

いかがだったでしょうか。
集中線T、機会があれば是非試してみてください。

【AviUtl】集中線スクリプト