
今回は、シャドーを使ってテキストを強調したり、図形で影を作って立体感を強調してみたいと思います。
テキストにシャドー

元画像です。
ここにシャドーをかけてみます。


デフォルトの設定をちょっと変えて、XYと拡散を0にして始めます。


テキストにかけるシャドーは大きくずらしたり、拡散をおおきくするより、ちょっとだけずらして、ちょっとだけ拡散するくらいが丁度いいと思います。


影色の設定から影の色を変えることができます。
影をつくる


影を個別に作ってみたいと思います。
表示用のテキストと影用のテキストを用意します。


影用のテキストを拡張描画にします。
中心Yで中心を文字の底にくるようにします。


X軸回転を180にして上下逆さまにします。


表示用のテキストと底を合わせるように影用のテキストのY値をいじります。


影用のテキストに斜めクリッピングをかけます。
角度を180にしてぼかしをかけるとシャドーっぽくなりますね。
位置の調整は中心Yで行ってください。



最後に、影用のテキストのX軸回転を90にして完成です。
X軸回転をいじれば影を好きな角度にできます。
カメラ制御を使うときは両テキストをカメラ制御の対象にするのをお忘れなく。

サンプル。
カメラ制御でアングルを変えると立体感が強調されているのがわかると思います。
影を作るコツ

オブジェクトの下に円(図形)で影を作ります。
縦横比を-90くらいにして楕円にしました。
その後、ぼかしをかけます。
円の色や透明度で濃さを調節してください。

影はオブジェクトと地面が近くなるほど大きく、暗くなります。
地面と離れるほど小さく、明るく(うすく)なります。
オブジェクトの移動に合わせて円(図形)のサイズや透明度を調節します。
このようにして影を表現しています。
おまけの壁

このような背景は、特に上下左右を決めないオールラウンドに使える背景です。

先ほどの背景をコピペして、少しだけY値を-130と少し上にあげてみました。
すると、まるで壁がそこにあるような感じになります。
床と壁の境目がグラデーションで暗くなっていて奥行きを感じます。

さらに上にあげてみます。
今度は壁が遠くなった感じがしませんか?
シャドーとあわせてこういった空間づくりをするとより一層立体感が出ると思います。
グラデーションを使った雰囲気づくり
いかがだったでしょうか。
影はあまり目立った存在ではありませんが、あるのとないのでは見え方が格段に変わってきます。
是非試してみてください。