![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/12/shadowoverlay201912_001.gif)
今回は、図形を使って影を表現してみたいと思います。
shadow overlay
フリー素材の中にshadow overlayなるものがあります。上から乗っけるだけで影がつけられるというものです。
しかし、よく見れば多くが図形で何とかなりそうです。という訳で、影を作ってみます。
図形で影素材を作る
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/12/shadowoverlay201912_001.png)
作業はScene内で行います。アルファチャンネルありにチェックをお忘れなく。
影は図形を使って作ります。色は後で着色するので、ここでは何色でも構いません。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/12/shadowoverlay201912_002.png)
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/12/shadowoverlay201912_003.png)
背景に斜めクリッピングをかけます。
斜めクリッピングは角度や幅を変えたり、ぼかしをかけたりすることができます。
移動は背景の座標ではなく、中心XYを使うと便利です。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/12/shadowoverlay201912_002.gif)
ひとつひとつオブジェクトを足していきます。
ポイントはぼかしをかけることですね。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/12/shadowoverlay201912_005.png)
影素材ができました。影の形はフリー素材などを参考にするといいと思います。
続いてこの素材を影っぽくしていきます。
グラデーションで影っぽく
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/12/shadowoverlay201912_006.png)
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/12/shadowoverlay201912_007.png)
影素材はSceneで作りましたが、実際に使うときはRootにシーンを呼んで使います。
呼び出したシーンの再生速度を0にすることで画像として扱うことができます。
影素材のシーンにグラデーションをかけます。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/12/shadowoverlay201912_004.png)
ニンジンさんに影をつけると
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/12/shadowoverlay201912_008.png)
こんな感じにできあがり。
影素材の合成モードは陰影にしました。あとは透明度でお好みに調節してください。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/12/shadowoverlay201912_018.png)
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/12/shadowoverlay201912_019.png)
ベッドで横になっている人物に窓っぽい影を加えると
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/12/shadowoverlay201912_009.png)
こんな感じに出来上がり。自由自在に元画像に影を加えることができます。
植物の素材を足す
フリー素材の植物画像を足すと、更に一味違った影が作れます。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/12/shadowoverlay201912_011.png)
この影に先ほどの植物素材を加えると
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/12/shadowoverlay201912_012.png)
こんな感じに。窓辺に絡まる植物の影の完成です。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/12/shadowoverlay201912_013.png)
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/12/shadowoverlay201912_014.png)
ただの壁に映る影だけでもいいですし、人物と合わせてみてもいいですね。
注意したいポイント
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/12/shadowoverlay201912_015.png)
ひとつだけ気を付けたいポイントがあります。それは、屋外などそこに影はできないであろうシチュエーションには使わないことです。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/12/shadowoverlay201912_016.png)
屋内だったり何かしら壁などがあると、より違和感なく使えると思います。
いかがだったでしょうか。
図形を使った影のつけ方、機会があれば是非試してみてください。