今回は、ノイズを使って炎を作ってみたいと思います。
AviUtl、ノイズで雲を作る
AviUtl、ノイズで冷気と湯気を作る
AviUtl、ノイズで星空を作る
AviUtl、ノイズでモニターのちらつきを作る
目次
シーンでマスクを作る
背景にノイズをかけたものですが、このままだと画面いっぱいに炎が広がってしまいます。一工夫してマスクを作ってみましょう。
Sceneを利用します。
背景や三角形を使って中央が高くなった形を作ります。
ブログの背景と同化してしまうのでグレーに着色していますが、図形の色は白です。
炎を作る
先ほどのシーンをRootで呼び出します。
再生速度を0にすると画像のように扱え、オブジェクトを伸ばすことができます。
そこへぼかしをかけます。サイズ固定にチェックです。
続いて着色するためにグラデーションをかけます。
下をオレンジっぽく、上を赤っぽい色にしました。
ノイズをかけます。Type2です。
周期Yを小さくすることで、縦に伸びる感じになります。
更に発光をかけます。
しきい値と拡散速度で明るさを調節します。
オブジェクトをコピペして、透明度やグラデーションの色などでも調整可能です。
出来上がり。
明るさや彩度を抑えた暗めの画像と一緒に使うと効果的です。
もう一工夫
先ほどの炎はひとつのオブジェクトでできているため、炎が変化する速度が同じになります。
オブジェクトを三分割して、それぞれの速度Yや変化速度に少しだけ差をつけます。
中央の炎の速度を速くしてみました。動きにメリハリがつきます。
ついでに炎の上部を紫っぽく着色。
応用
ノイズをかける図形を長方形にすると、ろうそくの炎のようなものもつくれます。
グラデーションは、上がオレンジ、下を青っぽくするのがコツです。
発光で明るさを調整します。
背景にノイズをかけた画面いっぱいに掩う炎です。Type5のノイズを周期XYともに小さな値にして、しきい値を大きく取りました。
コピペして、設定からシードを変えて変化をつけたものと二つの炎を使っています。
あわせて火の粉のようなものを飛ばすと、より雰囲気が出ると思います。
いかかがだったでしょうか。
雲や煙はType1を、炎にはType2やType5と使い分けてみてください。
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