
今回は、AviUtlのグラデーションについて紹介したいと思います。
グラデーションのパラメータ設定


まずは背景にグラデーションをかけます。


幅を大きくすることで綺麗で滑らかなグラデーションになります。トラックバーでは1000までしかいきませんが、数値をドラッグしたり、直接入力することで1000を超えて設定することができます。


角度の項目でグラデーションを斜めにすることもできます。


続いて着色です。開始色と終了色を設定することで2色のグラデーションになります。
グラデーションの形状とその他の項目

グラデーションの形状から線、円状、凸形などのかたちを選択します。


デフォルトでは線になっていますが、用途に合わせて円や凸形に変更します。


グラデーションの位置は中心XYでずらすことができます。強さの項目はグラデーションの透明度のようなものです。0にすると元の画像が出てきます。
使用例と応用

テキストにグラデーションをかけました。テキスト全体にグラデーションがかかっています。ちなみに、縁取りはティムさんの縁取りTを使用しています。
AviUtl、テキストを装飾する縁取りT


テキストの文字毎に個別オブジェクトにチェックを入れると、全体ではなく、一文字ずつにグラデーションがかかるようになります。この例では幅を0にしてみました。


こちらもよく見るテキストのグラデーションで、形状を凸形にしたものです。

テキストにグラデーションをかける場合は特に問題なくできると思いますが、縁取りにグラデーションをかける場合は一工夫必要です。

1.文字の色を白にします。
2.縁取りをかけ、色を黒にします。
3.グラデーションで開始色と終了色を決めたら、合成モードをスクリーンにします。
これが縁取りをグラデーションにするコツです。文字の色が白限定になってしまうので、白以外の文字色にする場合は縁取り用と文字用の二つのオブジェクトを使った方がよいです。
その他のグラデーションスクリプト

93さんの4色グラデーションというスクリプトです。
4色グラデーション(円)の使い方

ティムさんの虹色グラデーション。
【AviUtl】 虹色グラデーション スクリプト
いかがだったでしょうか。テキストにグラデーションをかけるテクニックはよく使われているので覚えておきたいですね。グラデーション、機会があれば試してみてください。