![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2020/08/addscaleanimation202008_001.png)
今回は、基本効果の拡大率を使って、ぽよんと弾む動きを作ってみたいと思います。
下準備
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_006-2.png)
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_007.png)
弾むアニメーションには、ひとつ下準備が必要になります。
それは、オブジェクトの中心を下に合わせることです。
オブジェクトを拡張描画にして、中心Yをオブジェクトの底辺に合わせます。
中心Yを移動させるとオブジェクトも一緒に動いてしまいますが、中心Yで設定した数値と同じ値をY座標に入力すると、元の位置に戻ってきます。
これが下準備になります。
基本効果の拡大率
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_010.png)
基本効果の拡大率は、オブジェクトに直接かけずに、メディアオブジェクトとして呼び出します。
拡張編集上で右クリックして、[メディアオブジェクトの追加]→[フィルタ効果の追加]→[基本効果]→拡大率をクリックすると出てきます。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_011.png)
XとYを設定することで、弾むアニメーションを作ります。
弾む
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_002.gif)
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_001.png)
下準備で中心を下げた円(図形)に拡大率を適用させてみます。
設定は、X 100→130、Y 100→70となっています。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_013-2.png)
静止状態で円のオブジェクトが、上から押しつぶされている状態に変形します。
拡大率Xの値を大きくすると、オブジェクトは横へ伸びます。
拡大率Yの値を小さくすると、オブジェクトは縦に縮みます。
メディアオブジェクトひとつでできる、一番簡単なアニメーションです。
反動を意識する
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_003.gif)
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_002.png)
続いて、パターン1に一工夫加えた弾むアニメーションです。
前半の設定はパターン1と同じX 100→130、Y 100→70です。
後半の設定は、X 90→100、Y 110→100となっています。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_009-2.png)
静止状態から潰れるまでは、パターン1と同じですね。
パターン2では、そこから伸びてから静止状態に戻ります。
一度縮んで、伸びて、元に戻るといった動きをします。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_007.gif)
パターン2をテキストに適用させると、こうなります。
文字がぽよんと弾んでいますね。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_005.png)
弾む動き自体はメディアオブジェクトで作っているので、円(図形)をテキストに変えるだけで簡単に切り替えることができます。
テキストに変える場合でも、中心を下げる下準備は必要です。
この反動を意識したパターン2の動きが最もよく使う動きだと思います。
反動をつけて飛び、着地する
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_004.gif)
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_003.png)
パターン3は上へ飛んで行ってしまう動きです。
飛ぶ前に一旦潰れて、縦長に伸びて飛んでいきます。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_005.gif)
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_004.png)
画面の外から落下してくる動きはちょっと複雑です。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_004-2.png)
1.落ちてきたオブジェクトが地面に接地して潰れます。
2.その後浮き上がりながら伸び、落下とともに戻ります。
3.再び着地し潰れて、戻ります。
1の潰れより、3の潰れの方を小さめにするのがポイントです。
ぽよんぽよん飛び跳ねる
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_006.gif)
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_014.png)
潰れて、飛び上がりながら伸び、落下して着地します。この動きを繰り返すと、ぽよんぽよん弾んだ動きになります。
円(図形)をボールやスライムなどのイラストにすると合うと思います。
弾むアニメーションのおさらい
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_015.png)
弾むアニメーションのおさらいです。
オブジェクトは弾む前に一度潰れて力をためます。その後ぴょーんと飛んでいきますが、その際少し縦長になります。
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_016.png)
オブジェクトがぴょんぴょんする場合、飛び上がると頂点に向かって次第に減速していきます。そして、頂点からは重力によって加速しながら落下します。
こうした動きは、移動方法にイージングを使うことでうまくできるようになります。
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使用例
![](https://seguimiii.com/wp-content/uploads/2019/10/scaleanimation201911_008.gif)
落下する円に合わせてテキストが弾みます。
他にもSDキャラが跳ねたり、タイトルロゴが弾むなどの動きを作るときにぴったりですね。
いかがだったでしょうか。
基本効果の拡大率を使った手動での弾む動きは、ちょっと手間かもしれませんが、タイミングや動きの大きさなど自在に操ることができます。
潰れている時間を長くするだけでも動きが随分変わります。
パターン2を基本として、いろいろ試行錯誤して動きをつけてみてください。