AviUtlで作るはめ込み合成、簡易変形

2019年3月24日

今回は、簡易変形を使ったはめ込み画像/動画を紹介したいと思います。

使用する簡易変形は、プリンカさんの簡易変形シリーズの簡易簡易変形です。
アンカーに番号が付いているので、裏表になりにくく使いやすいです。

【Aviutl】簡易変形シリーズスクリプト

代替はルートフォルダの簡易変形を使うといいと思います。

画面を切り抜く

元画像。
モニタ画面を切り抜き、別の画像/動画をはめ込みます。

四角いものなら切り抜かずにやることもできますが、切り抜きをする方が綺麗に仕上がります。

はめ込み用のシーンです。

簡易変形をかける

はめ込みたい画像/動画に簡易簡易変形をかけます。
番号表示を1にするとアンカーに番号が表示され見やすくなります。

出力する際は番号表示を0に戻すことをお忘れなく。
私は高確率で忘れます。

四隅を画面に合わせます。

ここでのポイントは、画面より少し大きく広げることです。
きっちり合わせようとすると隙間ができる可能性があります。

レイヤー構造は切り抜きが上で、はめ込み画像/動画が下になるようにします。
そうすれば切り抜いた部分をはみ出すことはありません。

出来上がり。

ちょっと一工夫

ノートパソコンの画面合成。

メインの画像とはめ込み画像が、同じような画質です。
合成画像が綺麗すぎるのも違和感が出てしまいます。

そこではめ込み画像をモニタっぽくするために少し工夫をします。

元画像。

モザイクをかけることでモニタの画面っぽくなり、程よく画質が下がります。
サイズを3と小さくし、タイル風にチェックを入れます。

複数オブジェクトを使っている場合はフレームバッファにかけると便利です。
今回は緑青ちっくに色調を変えました。

色ずれや色収差をかけてもいいですね。

出来上がり。

その他の使用例

モニタだけでなく、窓ガラスなども切り抜いて簡易簡易変形をかけると面白い動画になると思います。

いかがだったでしょうか。
XYZ軸回転でパースを合わせるのは至難の業です。
切り抜きと簡易変形を使うことで綺麗にはめ込み合成ができるようになります。
機会があれば是非試してみてください。