
今回は、中心と回転について紹介したいと思います。
中心(0,0)

通常、オブジェクトの中心は(0,0)になっています。
ちなみにこの四角形はサイズ300です。

中心(0.0)でZ回転をさせると、このように回ります。
中心(-150,0)


中心をずらしてみましょう。
中心のパラメータは標準描画では出てこないので、オブジェクトを拡張描画にします。
中心Xを-150にして、四角形の左端にもってきます。
中心を動かした分だけXも-150移動させると、オブジェクトが中央に戻ってきます。

中心(-150,0)でY軸回転させました。
ドアが開閉するようにくるくる回ります。
中心(0,-150)


今度は図形の上、中心(0,-150)と設定します。

X軸回転をさせると、鉄棒で回るように回転します。
中心(-150,-150)


四角形の左上の頂点に中心を持っていきます。
中心(-150,-150)です。

このように回転します。
中心がどこで、どんな回転をさせると、どう回るのかイメージできたでしょうか。
応用

(-400,0)とテキストから離して中心を据えてみました。

Z軸回転をさせると衛星のように回ります。

時計や歯車のようにカクンカクンと回る演出ができます。


背景の中心を画面の左端、ここでは1280×720の動画なので、中心(-640,-360)に据えました。
オブジェクトを数フレームずらして並べれば、シーンチェンジとして使えそうです。


テキストの上部に中心を据えます。
「文字毎に個別オブジェクト」にチェックを入れて、X軸回転で-90から0に移動させます。
そこへ93さんのDelay個別で時間差をつけます。Delayは40程度にしています。
文字がパタパタと降りてくる演出です。
いかがだったでしょうか。
中心の位置によって回転を使い分けることで、さまざまな演出に応用できます。
中心を動かしながらいろんな回転を試してみてください。