AviUtlで波を描く、sinwave

2019年5月25日

今回は、2ōḷ9年さんのsinwaveを紹介します。

円にsinwave

円(図形)にsinwaveをかけました。
sinwaveは、オブジェクトをsin波上に並べてくれます。

切り抜きやアイコンなども並べられます。

sinwaveの設定

sinwaveは四つの設定があります。
ひとつずつ見ていきます。

最初に説明するのは間隔です。

デフォルトの間隔100では点線になっています。
一方、間隔を1と短くすると線になります。

続いて高さです。

高さを大きくすると波が大きくなります。
高さ0で直線になります。

周期です。

周期は小さくすると波の間隔が狭くなります。
反対に大きくするとゆったりとした波になります。

最後に長さです。

長さはオブジェクトの複製数です。
間隔を小さくとっているときは、長さを大きくして調節します。

上は円(図形)、下はテキストの「あ」。
X移動させるとこんな感じでオブジェクトが波打ちます。

パラメータ設定

パラメータ設定です。
[方向]は0から3まで全部で四つあります。

0は左方向
1は右方向
2は上方向
3は下方向

[方向]で設定した向きにオブジェクトを複製していきます。

デフォルトでは進行方向に関係なく同じ方を向いています。
[傾きに追従]にチェックを入れるとオブジェクトが進行方向に傾きます。

[固定]にチェックを入れると、オブジェクトの位置が固定され足跡のようにぺたぺたする感じになります。

使用例

ケーブルが接続するモーション。
ココロなんちゃら風味。

前半部分は高さを大きくとり、接合してからゆっくり高さを0にしました。
コネクター部分の座標や角度は手動。

赤い糸演出。
ゆっくり動かすのがポイントです。

高さや周期を移動させて変化を付けます。
円(図形)にsinwaveをかけ間隔を1にした線は、画面いっぱいになるとオブジェクトのX座標を移動させても見た目の変化がありません。
そのため、グループ制御を使ってX座標を移動させ動きを出します。

X移動させるには長さの最大値を大きくする必要があります。

長さの最大値を大きくする

sinwave.anmをメモ帳に入れて開いてみてください。
長さの最大値を表す部分が1000になっています。

デフォルトだと最大限に長くしても1280×720の画面いっぱいまで届きません。
というわけで、最大値を1000より大きく記述します。
私は4000にして上書きしました。
もしエラーが出る場合は、値を小さく設定してみてください。
上書き後は一度AviUtlを閉じて再起動します。

これで長さを1000以上に設定でき、グループ制御でX座標を移動させて動きを出すことができます。

よく見る使いまわし。
うにょうにょしている部分にsinwaveを使っています。

いかがだったでしょうか。
sinwave、機会があれば是非試してみてください。