今回は、クリッピングを使ったテキストの出し方について紹介したいと思います。
クリッピングで文節毎に区切る
このように文節などの塊毎に区切って文字を出します。
元となるテキストです。
クリッピングをかけ、「右」の項目を瞬間移動で移動させます。
中間点を打ち、文字の区切りのところまで右をクリッピングします。瞬間移動の特徴として、次の中間点が来るまでは前のパラメータで、中間点にくると指定したパラメータに変化します。
オブジェクトのあたまで1の状態に、中間点で2の状態に、その次の中間点で3の状態になるため、テキストがぱっぱっぱと表示されるように見えます。
より自由度の高いのはひとつひとつ別オブジェクトで出すことですが、シンプルにテキストを表示させるだけならクリッピングを使った方法がレイアウトも崩れずいいかなと思います。
一行毎に文字を出す
別パターンです。一行毎に文字を出す場合はクリッピングの「下」でクリッピングします。
先ほどと同じように、瞬間移動で各中間点でクリッピングのパラメータを設定します。
応用
応用は上二つのやり方の複合型です。一文を「右」でクリッピングしつつ、それが複数行にわたる場合です。この場合は一行ずつ別オブジェクトにします。三行あればオブジェクトは三つです。
二行目を例に出すと、上下をクリッピングして「一行につき一つの」という部分だけを切り取ります。あとは一番最初と同じ要領で「右」を瞬間移動させます。
どのオブジェクトも同じ文章のクリッピングなので、文字数が変わることによるレイアウト崩れがありません。
使用例
”クリッピングを利用した文字の出し方”を用いた使用例です。
ベースとなる動きは、クリッピングで文字を出しつつ座標移動ですね。オブジェクトはクリッピングのために中間点を使っているので、座標移動はメディアオブジェクトで出しています。
いかがだったでしょうか。
一文をクリッピングで分割する方法は、レイアウト崩れがなく、最終的に座標を(0,0,0)にすれば動きをつけても元の一文に戻るところが気に入っています。
文字毎に個別オブジェクトとは相性が悪いですが、ぱっとテキストを表示させる方法として参考になればと思います。機会があれば是非試してみてください。
使用例。 pic.twitter.com/P3We12Qg4l
— FLAPPER (@toarumad) August 22, 2021