AviUtl、画面を歪めるOpticsCompensation_s

2020年6月14日

今回は、星野なたねさんのOpticsCompensation_sという歪みを表現できるスクリプトを紹介したいと思います。

導入

Releases · SEED264/OpticsCompensation_s · GitHub

Contribute to SEED264/OpticsCompensation…
github.com

GitHubのページからOpticsCompensation_s.zipをダウンロードし導入します。OpenCLがなくても使えるようになったとのことで、嬉しいアップデートですね。

OpticsCompensation_s

元画像です。ここにOpticsCompensation_sをかけます。

amountをマイナス値にするとこのように画像が歪みます。

反対にプラス値にするとこんな感じに歪みます。

歪みの中心

OpticsCompensation_sにはアンカーが付いていて、アンカーを動かして歪みの中心を決めることができます。

中心位置はXYの項目でも設定することができます。中心を移動させたい場合にはXYの方が分かりやすいかもしれません。

パラメータ設定の中心点{0,0}から座標を入力して設定することもできます。

中央に中心を据えてamountを移動。

左下に中心を据えたもの。こんな感じで中心の位置を決めてamountを移動させるのがメインの使い方かと思います。

使用例

OpticsCompensation_sを使ったシーンチェンジ。同時に色収差をかけたこと、イージングで移動に緩急をつけたところがポイントですね。

ティムさんの色収差はレンズの歪みなどを表現する際にとても役立ちます。

amountの数値が0からマイナス値へ移動するときには上の画像ようなカーブで徐々に加速するグラフにしました。参考までに。

amountの数値がマイナス値から0へ移動するときは反対に徐々に減速するようなグラフです。イージングのカーブを自分で作りたいという場合はmimarakaさんのCurve Editorを利用するといいと思います。

いかがだったでしょうか。
ディスプレイスメントマップを利用した歪みでも同様のことができますが、OpticsCompensation_sを利用すればより手軽に歪みを表現することができますね。機会があれば是非試してみてください。