
今回は、星野なたねさんのOpticsCompensation_sというスクリプトを紹介したいと思います。
#AviUtl の拡張編集向けスクリプト「OpticsCompensation_s」を作りました
— 星野なたね(瀕死) (@SEED264) June 4, 2020
俗にいうレンズ補正とやらです
樽型と糸巻き型両対応、中心位置移動可能です
OpenCLで実装しているので対応デバイスがない場合は動作しません
Javieの実装のいい感じなやつですhttps://t.co/ysp8TYA5SO pic.twitter.com/qlfRiKiokl
レンズ補正、歪曲収差、ディストーション
いろんな呼び方ができますが、AviUtlでの動画編集ではディスプレイスメントマップを使って表現していた画面の歪みを、OpticsCompensation_sをかけるだけでできてしまう優れものです。
注意点が一点、対応デバイスがないと動作しないようです。この辺は門外漢なので、私に聞かれてもお答えできないかと思います。
OpticsCompensation_sをかける

元画像です。ここにOpticsCompensation_sをかけます。

使い方は簡単。amountを移動させて歪みを調節します。

amountにマイナス値を取れば、糸巻き型収差と呼ばれる中央が凹んで歪む形になります。
糸巻き型収差って言うんですね、初めて知りました。

反対に、amountをプラス値に取ると樽型収差と呼ばれる中央が膨れた形になります。
シーンチェンジなんかでよく使うのは、このようにamountをマイナス値に取った移動ではないでしょうか。
XYで中心を移動

XYでは中心座標を設定することができます。
amount-60でXを移動させたもの。
ティムさんの色収差

OpticsCompensation_sと一緒にかけると相性バッチリなのがティムさんの色収差です。
歪みにあわせて色収差をかければクオリティアップにつながります。割と重いエフェクトなのでかけすぎには注意してください。
使用例
やはりシーンチェンジで使うと栄えますね。
いかがだったでしょうか。
今までディスプレイスメントマップを利用し、いくつもの下準備が必要だった画面を歪ませるシーンチェンジがOpticsCompensation_sをかけるだけでできるようになりますね。
星野なたねさんは他にもRadialWipe_sという扇クリッピングのスクリプトも作っていますので、こちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
#AviUtl の拡張編集向けスクリプト「RadialWipe_s」を作りました
— 星野なたね(瀕死) (@SEED264) February 10, 2019
俗にいう扇クリッピングとやらです
左右両回転と扇上ワイプ対応、中心位置移動可能です
汎用性高そうだし編集のお供にでもどうぞ
[Google Drive]https://t.co/lf0eepNMrQ
[Source(GitHub)]https://t.co/Rihjjm0wdq pic.twitter.com/1j4ShXAnnk