AviUtlでmp4ファイルに出力する

2019年7月30日

今回はAviUtlで編集した動画をmp4ファイルで出力する方法を紹介します。
前回:AviUtlでmp4ファイルを読み込む

出力プラグイン情報の確認

まずは、出力プラグイン情報を確認します。[その他]から出力プラグイン情報を見ると、デフォルトではaviファイル出力用のプラグインはありますが、mp4用のプラグインはありません。

x264guiEXを導入する

rigayaさんのページ右サイドバーに、AviUtlプラグインとしてx264guiExがあります。これをダウンロードしましょう。

rigayaの日記兼メモ帳

最新バージョンをダウンロードします。バージョン2.xxと3.00以降では導入方法が異なりますが、ここでは最新の3.00以上の導入について説明しますね。

zipファイルをダウンロードし、解凍すると三つのファイルが展開されます。これらをAviUtlフォルダへコピーします。

AviUtlを一から始める方はこれでいいのですが、すでにx264guiEx_2.xxを利用していてバージョンアップしようとする方はちょっと注意が必要です。

トラブル回避のためにもそのまま上書きしたりせずに、一度x264guiEx2.xxのファイルをすべて取り除いてからこの三つのファイルをコピーしてください。

・exe_filesフォルダ
・x264guiEx_stgフォルダ
・x264guiEx.auo
・x264guiEx.conf
・x264guiEx.ini

私のフォルダにはこれらのファイルがあったので、別途バックアップ用のフォルダを作って移動させました。

AviUtlを起動後、出力プラグイン情報で導入ができたかを確認します。ここにx264guiEx 3.xxの表示があれば導入できています。

x264guiEXの設定

・AviUtl本体のファイル>プラグイン出力>拡張x264Ex出力(GUI)Ex>ビデオ圧縮
または
・AviUtl本体の設定>圧縮の設定>プラグイン出力の設定 からx264guiExの設定を見ることができます。

各exeファイルの指定について、画像のように空欄の場合はexe_filesにあるファイルを自動で選択してくれるので特にいじる必要はありません。

出力範囲

AviUtlでは、タイムライン上部で出力範囲を限定して出力することができます。

開始フレーム上で「[」キーを押し、終了フレームで「]」キーを押します。選択された出力範囲は薄い青色で表示されます。また、Ctrl+Aで全フレームを選択、つまり指定した出力範囲を解除することができます。

編集の終わりと動画の終わりが一致していないと、動画が終わった後に延々と真っ黒な画面が流れます。画像のように編集の終わりと動画の終わりに空白部分があるためです。

編集が終わって動画を出力する際は、拡張編集上で右クリック、[範囲設定]→[最後のオブジェクト位置を最終フレーム]をクリックします。意図して空白部分を作っているのでなければ、編集と動画の終わりを一致させてから書き出しましょう。

出力設定

編集が終わっていざ書き出しとなったら、[設定]→[プラグイン出力]→拡張x264出力(GUI)Exをクリックします。

確認する部分は、ファイル名、音声無しのチェックボックス、ビデオ圧縮です。音声無しにチェックが入っていると、せっかく編集した動画が無音になります。素材の書き出しなど、音声が不要の時にチェックします。

私はこの設定で出力しています。自動マルチパスにして、目標映像ビットレートを1000~3000くらいの間にすることが多いですね。

画質に関しては、ビットレートを上げることで素材となる動画ファイルよりも綺麗になるということはまずありません。必要以上にビットレートを高く設定しても容量だけが大きくなるので、ちょうどいいところを見極めてください。

いかがだったでしょうか。
前回も言いましたが、mp4は扱いやすいフォーマットなので、mp4を使って編集する機会がよくあります。是非mp4出力の設定をしてみてください。