今回は、ティムさんの領域枠というスクリプトを利用して、テキストボックス(テキストに合わせた背景)を作ってみたいと思います。また、Mr-OjiiさんのAutoClipping_Mがあると便利なので、併せて導入して見てください。
【AviUtl】枠を付けるアニメ効果(改)
AviUtl、AutoClipping_Mで余白をカットして中央配置
テキストにAutoClipping_M
通常のテキストです。テキストの領域が点線で表示されていますが、この領域はフォント毎に異なります。
そこで下準備としてAutoClipping_Mをかけることで余計な余白をなくし、テキストを中央に配置します。
領域枠
下準備が終わったら領域枠をかけます。
ここで注意したいのが、「文字毎に個別オブジェクト」にチェックが入っていると上手くいかないということです。「文字毎に個別オブジェクト」を入れてテキストを使う場合は、テキストと背景を別オブジェクトで出すことになると思います。
設定
まずは画線幅を0、背景濃度を100にします。
背景色の変更はパラメータ設定にある背景色で行います。
余白部分は追加幅と追加高さで調節します。
画線幅は領域の外に境界線を引きます。この部分の色はパラメータ設定の枠色または領域枠の色ボタンで設定できます。
動かしてみる
領域枠は「文字毎に個別オブジェクト」にチェックを入れていると上手く機能しないのですが、制御文字<r>を利用すると一文字ずつタイピングされます。
テキストを左揃えのように見せたい場合。手動でクリッピングさせてみました。
クリッピングをかけ、移動方法に瞬間移動を選択します。中間点毎にクリッピングを調節します。
「文字毎に個別オブジェクト」にチェックを入れたり、テキストアニメーションと一緒に背景を合わせたりしたい場合は、テキストと背景を別オブジェクトで扱うことになります。
使用例
使用例です。
いかがだったでしょうか。
領域枠を使うとテキストオブジェクトだけで背景をつけることができます。テキストを動かさない字幕的な使い方に最適だと思います。機会があれば是非試してみてください。