AviUtl、回転を使ったシーンチェンジ

2020年6月25日

今回は、回転を使ったシーンチェンジを紹介したいと思います。

完成形

出来上がりはこんな感じです。

素材づくり

オブジェクトを回転させるときに気をつけたいことがあります。動画サイズと同じ大きさのオブジェクトは回転させると隙間ができてしまいます。

拡大率と一緒に使うときは拡大することで隠すことができるのですが、その場で回転したり、縮小しながら回転する場合は必ずこの隙間ができてしまいます。

この問題をクリアするために必要な素材がこちら。オブジェクトを上下左右に反転したものです。

画像なら画像編集ソフトで、動画なら一度aviに書き出したものを使うと扱いやすいと思います。

サイズは1280×720が縦横3つなので3倍の3840×2160になります。これが収まるようにAviUtlの最大画像サイズの設定も見直しておきましょう。

慣れてきて、こんなに大きくなくても隙間ができないサイズが分かれば、必要なサイズにカットすることで負荷も軽くなります。

Photopeaを使ったミラー素材の作り方を動画で紹介しているので、よかったら参考にしてみてください。

素材を別途作らずともさつきさんの画像ループで隙間は埋めることができますが、反転はしないのでつなぎ目が目立ってしまいます。

ここら辺は労力とクオリティのバランスをとって決めるといいかもしれません。

回転

では、動きを作っていきます。編集はSceneで行います。
前もって作っておいたミラー素材と、回転を出します。回転は[メディアオブジェクトの追加]→[フィルタ効果の追加]→[基本効果]にあります。

パラメータを-30から0へ移動させます。移動方法はイージングの15番にしました。

回転のオブジェクトをコピペして、パラメータを0から30へと。移動方法はイージングの14番にしました。

回転のイージングはeaseout、easeinの同様のグラフなら適宜変更可能です。15番の代わりに11番にしたり23番にしたり。

マスクをかけてドーナツ型にする

続いて、素材オブジェクトを複製します。

最初のと区別するために単色化で色をつけています。そんなことしなくてもわかるよという方は、単色化の工程を飛ばしてください。

ここにマスクをかけます。マスクの種類は円でサイズを1000としました。

さらにマスクをかけます。今度はマスクの反転にチェックを入れ、サイズを500にしました。そうすると、ドーナツ型のオブジェクトになります。

時計回りと反時計回り

先程と同じように回転オブジェクトを配置。パラメータはさっきと逆方向に回るように設定します。

ここでは、あたまの回転は0→30に、おしりの回転は0→-30ですね。

一方が時計回りに、もう一方が反時計回りになるようにします。

別Sceneでも同様に

Scene1のオブジェクトをすべてコピーし、Scene2に貼り付けました。素材を差し替えるだけで同じ動きが量産できます。

同様にScene3にも別素材で作りました。

Rootでシーンを呼びだす

それぞれのシーンを呼びだし、繋げれば完成です。

応用

中心を左端にもってきて回転させるとこんなバリエーションの回転も作れます。上下左右や四隅など中心を変更することでいろんなタイプができますね。

このドーナツはマスクではなく図形を使い、素材を”上のオブジェクトでクリッピング”しています。

いかがだったでしょうか。
ポイントはミラー素材の作成と回転ですね。機会があれば是非試してみてください。