
今回は、モーション作りのコツである時間差をつけて同じ動きを繰り返すことについて紹介したいと思います。
時間差、同じ動きの繰り返しという考え方はテキストアニメーションやシーンチェンジ、モーショングラフィックス等を作る上で重要なポイントになると思います。
また、お手本動画を見て動きを分解する際や、自分で再現する際、どうやってモーションを作るかといったときに時間差と同じ動きの繰り返しを意識していると格段に編集しやすくなると思います。
元となる動きを作る

時間差をつけて同じ動きを繰り返すというのを実際に作りながら見ていきたいと思います。
まずは「同じ動きを繰り返す」についてですが、元の動きを一つ作ってあとは複製することで編集が格段にやりやすくなります。
まずは円(図形)を出してみます。


オブジェクトの大きさに関しては拡大率とサイズがあります。拡大率は100を超えるとオブジェクトがぼやけていくので、静的なオブジェクトの大きさを決める際はサイズを優先し、補助的に拡大率を使うと良いと思います。
拡大率100で、サイズを大きくして画面を覆います。


基本効果の中から拡大率を出します。
拡大率をメディアオブジェクトとして出すことで動きだけを複製することができます。もちろん中間点を打って拡大率を移動させても良いですが、メディアオブジェクトの方がより効率的です。

拡大率を0から100へ移動させます。
これで円が登場して画面を覆う動きができます。

イージングを利用して動きに緩急を付けるとより良いモーションが作れます。
時間差で繰り返す

あとはこの円(図形)と拡大率[メディアオブジェクト]をコピペして数フレームずらしながら時間差をつけます。
これで円が拡大して画面を覆うモーションの出来上がりです。
こうしたモーションはシーンチェンジでよく利用されます。
お手本動画の研究では「ここは同じ動きの繰り返しだな」とか、「時間差で繰り返しているな」というのがわかります。
自分で作るときも元となる動きを一つ作って複製し、時間差をつけて並べると覚えておけばスムーズに編集ができます。
こうしたことは意識しながら見ないと意外と素通りしてしまうので、普段から意識しながら他の人の動画を研究していくと良いですね。
別パターン
もう一つ例を見ていきます。
円の拡大率とライン幅を移動させたモーション。

拡大率は0から100、ライン幅は180から1へと移動させてみました。
このパターンでは登場から退場まで中間点を必要としないのでメディアオブジェクトではなく図形のパラメータを動かすのが分かりやすいです。

モーショングラフィックスなどで使われる図形を使ったエフェクト。一つ動きを作ってあとは時間差をつけて登場させます。
オブジェクトの位置やタイミングをランダムにしてみました。
テキストアニメーション

同じことがテキストアニメーションでも応用できます。
一文字だけ動きを作ります。Y座標をバウンスで移動させました。

こんなイージングです。

MOTIONの文字はあらかじめレイアウトしておきます。
こんな感じで、一文字ずつ時間差で落下するテキストアニメーションになります。
今ではテキストアニメーション用のスクリプトもたくさんありますが、自由度が高くいろんなことに応用できるため、一文字ずつ別オブジェクトのテキストアニメーションもよく使うと思います。特にMVや文字PVに多いですかね。
応用

矢印のブレード素材。

隙間ができないように敷き詰めます。
座標をメディアオブジェクトで出し、X座標移動。
色付きのものを先行させて、後からメインの画像で登場。
時間差で登場するモーションをさらに時間差で重ねることで単体とは違ったモーションになりますね。
いかがだったでしょうか。
「時間差をつけて同じ動きを繰り返す」、幅広く応用がきくので、是非意識しながら研究してみてください。
