今回は、かろてらさんの曲げスクリプトを使ってみたので紹介したいと思います。
【AviUtl】アンカーで曲げスクリプト
図形に円弧
長方形に円弧をかけてみました。赤い点が始点、青い点が終点となり、その間を曲率で曲げることになります。
アンカーは赤と青の点を直接移動させることもできますし、パラメータ設定から座標を入力することもできます。
曲率を移動させることで曲げ具合を調節します。分割数を大きくするほどカーブが滑らかになりますが、その分重くなるので注意が必要です。
割合では曲げの中心を設定します。50にすると赤から青までの丁度真ん中が中心になります。
パラメータ設定の始点終点、中心、破綻回避等は曲げKR.anmをメモ帳で開くと中に説明が書いてあります。
anmファイルの中に説明を書いてくださるスクリプト作者さんもいるので、新しいスクリプトを追加した際には一度メモ帳で中を覗いてみるのもいいかもしれません。
使ってみる
図形に曲げスクリプトをかけました。移動の勢いで上部が進行方向とは逆に引っ張られつつ、急停止によって上部が進行方向とその反対方向とを交互に振れる動きができます。
曲率の移動はkaisatsuさんの減衰振動を利用しています。
基本効果の拡大率では縦方向の伸縮が表現できましたが、曲げスクリプトは横方向の揺れが表現できますね。
AviUtlで余韻を残す動き、減衰振動
基本効果の拡大率で作る、弾むアニメーション
図形とテキストに曲げスクリプトをかけて弾力のある動きを作ってみました。
猫としっぽを別オブジェクトで。しっぽの領域は画面全体ではなく、しっぽの部分だけです。
しっぽの部分に曲げスクリプトをかけて曲げると、静止画で簡易アニメーションが作れますね。
立ち絵にかければ手軽にるんるんできます。
いかがだったでしょうか。曲げスクリプトを利用すれば、静止画を動かすのが今まで以上に楽になりそうです。機会があれば是非試してみてください。