
今回は、動画編集の過程の中でも特に重要な編集前の下準備について紹介したいと思います。
下準備の重要性

動画編集をしたいけど、何から始めたらいいんだろう。とりあえずAviUtl起動したけど、編集に手が付かない。誰もが一度は通る道かもしれません。
原因は動画編集をしながら考えているからだと思います。
できるだけソフトを使った動画編集は「決められたことをこなす時間」にすることで、スムーズな動画編集が可能になります。そのための下準備です。
これから動画編集を始めようとする方は、ソフトを使った編集をする前に下準備が必要であると知っておけば、それだけですでに一段ステップアップだと思います。

では、動画編集の下準備とはどんなものがあるのでしょうか。
私はノートを利用しますが、メモができればデジタルなものでも何でもいいと思います。
・テーマを決める
・情報を集め、アイデアをメモする
・テーマに沿って構成し、実際の動画編集に活かす
大きく分けてこの三つを意識すると良いと思います。
テーマを決める

もっとも重要であり、一番最初に決めるのがテーマです。
その動画で何を表現したいのか、何を伝えたいのかを明確にします。
具体的であるほど良いですが、「可愛い動画を作りたい」、「格好いい動画を作りたい」とぼんやりでも方向を決めることが大事です。
「疾走感」とか「雨」のように特定のキーワードとかにするのも良いです。
ちょっと変わったところだと、この動画は光のエフェクトを意識した練習にするなんてテーマにしても良いですね。
テーマを決めることはこれから作る動画の方向性を決めることであり、やるべきことを限定します。
情報を集め、アイデアをメモする

テーマが決まれば、それに必要な情報を集める段階に移ります。
YouTube、技術ブログ、デザインブログなどから情報を得ます。こうしたサイトは普段からアンテナを張って巡回しておくと良いですね。
個人的にはPinterestがおすすめです。

創作意欲を刺激するおもしろいものが見つかるかもしれません。

具体的なデザインを探すこともできます。画像だけでなく、動画もあるのでモーションの参考にもなります。

静止画MADの参考ならYouTubeのジャンプチャンネルも良いですね。
このように動画編集の参考になる情報源を押さえておくと研究が捗ります。
厳選された他人のおすすめも良いですが、自分の求めるものは自身で探す方が精度も高く役に立つので、あまりタイパを重視せずにいろいろ探し回ると良いと思います。思わぬ出会いもあるかもしれませんし。

アイデアの情報源を押さえた後は、テーマに合う表現方法やデザイン知識を身につけるフェーズです。
「可愛い」がキーワードなら可愛いカラーパレットを探したり、可愛いフォントを探すことでしょう。
「疾走感」がキーワードならYouTubeで自分が思う疾走感を表現している参考動画を探すかもしれません。
「光の質感」がキーワードなら光とは何なのか、光の作り方はどうやるのかなど深掘りすることでしょう。
動画編集初心者の方はこの「情報収集」、「アイデアメモ」、「やりたいことを表現する技術と知識を身につける」フェーズに多くの時間を費やすと思います。
テーマに沿って構成を練る

使えるアイデア、表現方法などがある程度揃ってきたら、情報を整理します。
テーマ、カラーパレット、フォント、参考になるお手本などの情報を書き出しておきましょう。これらの情報は編集が行き詰まったとき、修正するときに思い出して作っている動画がテーマから逸脱しないようにするのに役立ちます。
ここから先はより具体的な編集の準備として素材の用意や、歌詞に合わせた演出意図など個別の構成を練る時間になり、それらがある程度固まってからようやく動画編集ソフトを起動するといった流れになります。
使う色は決まっている、フォントも決まっている、武器となるモーションも決まっている、必要な技術は身に付けたとなれば、下準備なしのときと比べて格段に動画が作りやすくなっていると思います。
動画編集は下準備が8割
動画編集は下準備が8割、その他ソフトを使った編集が2割といったところでしょうか。
動画編集は今自分が持っている力でしか表現できません。知らないことはできません。
もし動画が上手く作れないと悩んでいるのなら、下準備に力を入れてみてください。きっと役に立つと思います。
動画編集に役立つ参考書籍
・デザイン入門教室[特別講義] 増補改訂版 確かな力を身に付けられる 学び、考え、作る授業
・センスは知識からはじまる
