TA-Trackを使ったテキストの演出

2019年2月28日

今回は、93さんのTA-Trackを紹介します。導入は93さんのtwitterプロフィール欄のリンクからどうぞ。

また、UndoFishさんのイージング(トラックバー版)が必要となります。未導入の方はこちらも導入してください。

93さんのtwitter
【AVIUTL】イージングスクリプト トラックバー対応版【スクリプト配布】

TA-Normal

テキストにTA-Normalをかけます。文字毎に個別オブジェクトにチェックを入れておいてください。

in/outで入場と退場を設定します。-100から0に移動させると入場し、0から100に移動させると退場します。ズレの項目では文字の移動に時間差をつけることができます。

デフォルトの設定でin/outを-100から100へと移動させたものです。y座標の移動に時間差がついています。
続いてパラメータ設定を見ていきたいと思います。

easing
 テーブル入力で、inとoutで別々の番号を指定できます。
 例では{11,11}どちらもイージングの11番になっています。

 UndoFishさんのイージングスクリプトに含まれるeasing.luaが必要となります。easing.luaを
 TA-Track.anmと一緒に置くか、aviutl.exe等があるフォルダに置くと動くと思います。

座標in/out
 {x座標,y座標,z座標}となっています。
 inでは開始位置を、outでは終了位置を指定します。

 in{-50,0,0} / out{50,0,0}とすれば、入場時にx-50、退場時にx50移動します。

フェード
 フェードにチェックを入れると、入退場時に透明度が変化します。

拡大率
 100で2倍、-100で消えます。
 テーブル入力でin/outを別々にできます。

ぼかし
 ぼかしの程度を決めます。
 マイナス値にすると自動方向ブラーと色ずれがかかります。
 これ好きです。

order
 ズレを設定してある状態で、移動のタイミングを変えることができます。
 1:後から、2:内側から、3:両端から、4:ランダム となります。
 こちらもin/out別に指定できます。

random
 TA-Normalのrandomの項目は、入退場の開始位置をランダムにします。

使用例。in/outのZ値を-1024と大きくマイナス値に。

TA-Arrange

ちょっと長めの文章にTA-Arrangeをかけます。

progを0から100へ移動すると、文字が四角く整列します。delayは文字移動の時間差設定です。spaceで字間を調節することができます。

progを200にすると、円状に並びます。radiusで半径を調節します。

向くにチェックを入れるとテキストが中央を向きます。全体を回転にチェックを入れると、テキストの回転を移動させたときに文字毎ではなく全体で回転します。

progを300にするとこのように円形に並びます。prog300ではカメラ制御下で扱うことになります。

TA-Normalと併用も可能です。

TA-Align to Bezier

TA-Align to Bezierはアンカーを使ってテキストをベジェ曲線上に並べることができます。

上が適用度の移動、下がoffsetの移動です。これもやばいやつですね。任意の形に沿ってテキストを移動、配置できます。

もちろんTA-Normalとの併用もできます。

TA-Field

範囲で影響力の範囲を決め、引/斥力で力の強さを決めます。アンカー数を0にして、レイヤーの項目に円(図形)などのアンカー役のオブジェクトを置いたレイヤー番号を入力します。

デフォルトでは赤い色に変化します。色強度を0にすると変化しなくなります。

TA-Gradation

TA-Gradation。

四角形にオブジェクト分割をかけて、さらにTA-Gradationをかけても面白いです。

いかがだったでしょうか。
他にもNoise、Effectorなどがあります。夢中になると時間があっという間に過ぎていってしまいますね。興味のある方は是非試してみてください。

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