AviUtl、オフスクリーン描画を使ったテキストモーションの作り方

2019年12月30日

今回は、以前紹介したマスクを使ったテキストモーションを、別の方法としてTigerとらさんのオフスクリーンを使った方法で試してみたので紹介したいと思います。

【配布】テキストオフスクリーン描画解説!何もない所から物を出す方法【AviUtl】

クリッピングを使う

完成形。このように画面の中で見えない境界線からテキストが出てくる動きを作ります。

テキストは本来、このような領域を持っています。

そのため、クリッピングをかけると枠を0としてクリッピングします。この状態でXY座標を動かしてもクリッピングされたまま一緒に移動してしまいます。

オフスクリーン描画

テキストにオフスクリーン描画をかけます。そうすると、オフスクリーン描画より下のエフェクトはテキストの領域ではなく、画面全体の領域を一枚として効果が適用されることになります。

クリッピングをかけたもの。実際はクリッピングをかけても変化はないので、半透明の背景にクリッピングをかけてわかりやすくしています。

上の色が付いた部分が見える部分です。クリッピングされた下の部分は見えない部分になります。

この状態でY座標を下げてみると境界線が確認できます。
Y座標を下の見えない部分から見える部分へ移動させることで、テキストが見えない境界線から出現する動きを作ることができます。

こんな感じ。
ポイントとして、オフスクリーン描画後のクリッピングは境界線がどこにあるかわかりづらいです。少し透明にした背景にクリッピングをかけるとテキストと同じ境界線が見えるので、迷子になったらガイド用の背景にクリッピングをかけてみてください。

使用例

テキストにオフスクリーン描画をかけて左側をクリッピングしたもの。

背景にクリッピングをかけて左側を切り取る。テキストの始点を背景にかからないように配置。
テキストに背景と同じ値だけ左側をクリッピング。

テキストを背景の見える部分に移動。これで左から右へ境界線からぬっとテキストが出てきます。

クリッピングは上下左右しか切り取ることができません。斜めに切り取りたい場合は、斜めクリッピングを使います。テキストと図形の移動量と移動方法を一致させることでずれることなくクリッピングすることができます。

テキストをTEXTとMOTIONに分けて、真ん中から出現させたもの。
“TEXT MOTION”のテキストにクリッピングの左右でTEXTだけ、MOTIONだけにすると簡単です。

単語のオブジェクトはそれぞれ数フレームずらして時間差にしています。

紫の線は、四角形にUndoFishさんの文字輪郭追跡をかけたもの。
形状は四角形、輪郭のみにチェックです。

テキストの文字毎に個別オブジェクトにチェックを入れ、93さんのDelay個別をかけると、一文字ずつ時間差で浮き上がってきます。Delay個別はオフスクリーン描画より上にかけるのがポイントです。

Lower Thirdで検索

こうしたテキストの動きは、「Lower Third」というキーワードで検索すると参考になる動画が見つかると思います。

いかがだったでしょうか。
オフスクリーン描画を使ったテキストモーションの最大のポイントは、境界線が見えないために自分が今どこをクリッピングしているのかわからないということですね。慣れないうちは、半透明の背景を使って境界線を可視化すると作りやすくなると思います。機会があれば是非試してみてください。