アルファチャンネル付きの動画はなかなかに扱いが難しい。
ブラウザ上で変換できるツールでavi(rgba)をmovに変換するとアルファチャンネルが消えてしまうことが多かった。
なんとかならないかなーと見つけたのがffmpegでした。
ffmpegの導入
1.まずはBtbN/FFmpeg-Builds からffmpeg-n6.1-latest-win64-gpl-6.1.zipをダウンロード、解凍する。linux版のすぐ下にあるやつです。ちなみに、私の環境下では7.1は認識してくれなかった。
2.解凍して出てきたフォルダの名前をffmpegにしてCドライブ直下に移動させる。
3.中にあるbinフォルダをShiftを押しながら右クリック。
4.メニューにパスのコピーが出てくるので、クリック。
5.Windowsの設定からシステムを表示させ、画面左側最下部にある詳細情報をクリック。
6.今度は画面右側の関連設定からシステムの詳細情報をクリック。
7.システムのプロパティ、詳細設定タブの環境変数をクリック。
8.ユーザー環境変数のPathを選択して編集をクリック。
9.環境変数名の編集から新規をクリック。
10.先ほどコピーしたパスC:\ffmpeg\binを貼り付け、OKをクリック。その他のウィンドウもOKを押して閉じます。
これで準備が整いました。
avi(rgba)をアルファチャンネル付きのmovに変換
コマンドプロンプトを起動する。Win+Rでcmd.exeと入力すると早い。
cd "C:\新しいフォルダー"
まずはカレントディレクトリを変更する。変更場所は変換したいaviファイルがある場所。この例だとCドライブ直下の新しいフォルダーになる。
変換したいaviファイルのある場所をその都度指定してもいいし、固定した場所を決めてそこに変換したいaviファイルを置くのでも良い。
ffmpeg -i input.avi -pix_fmt argb -c:v qtrle output.mov
inputの部分は元となるファイル名に、outputの部分は変換後のファイル名に変更する。Enterを押すと実行され変換が始まる。
これでavi(rgba)をアルファチャンネル付きのmovに変換することができました。
aviは容量が大きいのがネックでしたが、アルファチャンネル付きのmovに変換できるようになれば素材として貯めておくこともできますね。