AviUtl、ディザリンググラデーションと粒状化

2020年8月30日

今回は、rikkyさんのディザリンググラデーションとティムさんの粒状化について紹介したいと思います。

[Aviutl]ディザリンググラデーション スクリプト [Aviutl]レンズディストーション スクリプト
【AviUtl】 色調調整セットver6

図形にdithering

四角形にditheringをかけました。使い方の要領はグラデーションと同じなので、わかりやすいと思います。

角度と幅、中心XYで調節します。

グラデーションの形状

パラメータ設定にあるグラデ形状を見ていきます。デフォルトの値は0で形状は線です。

続いてグラデ形状を1にすると、円状になります。

最後のグラデ形状2は凸型になります。

シード値による変化

ditheringによるザラザラっとしたグラデーションは、レイヤーを移動させるとランダムに変化します。シード値をマイナスにとると値が固定され、レイヤー間を移動させても変化しなくなります。

シード値を”t1″のように設定すると、1秒毎に変化し、”f10″のようにすると10フレーム毎に変化するようになります。ダブルクォーテーションで囲むのをお忘れなく。

アンカーで動かせる

アンカー使用にチェックを入れると、アンカー操作でグラデーションを調節することができます。座標のリンクと合わせると、別レイヤーに置いたオブジェクトをアンカーとして扱うこともできます。

使用例

ラスターをかけた背景にdithering+画像ループ。

図形やテキストにdithering。

ティムさんの粒状化

ティムさんの色調調整セットv6にも同じような効果があります。粒状化というスクリプトです。このような素材に粒状化をかけます。

【AviUtl】 色調調整セットver6

こんな感じ。特定の形状ではなく、ブラーやぼかしの部分など明暗に反応する感じで、これまた一味違った加工ができると思います。

いかがだったでしょうか。
グラフィックの加工などグラデーションの新しいパターンとして活躍してくれると思います。

rikkyさんのdithering、ティムさんの粒状化、どちらも機会があれば是非試してみてください。