AviUtlで二重露光を作る

2020年1月8日

今回は、カメラの二重露光のテクニックを動画に応用してみたので紹介したいと思います。

切り抜きと合成モードスクリーン

元画像です。
そのままでもできないことはないのですが、人物の切り抜きがあると好みの調整がやりやすくなります。

白背景と人物の切り抜きです。
切り抜きの色調をすこし明るく調整しました。

もう一つの素材画像です。これを人物に重ねていきます。

素材画像の合成モードをスクリーンにしました。
白背景の部分には映り込まないのが特徴ですね。ちょっとでも暗くすると素材画像が見えてしまいます。

人物の顔全体にかかるのはアレなんで、斜めクリッピングで素材画像を調整します。ぼかしを強めにかけました。

最後に色調を調整して完成。

グレースケールにしてもいいですね。

動画に応用

スクリーンにした素材画像を動画にしたもの。

別の例

もう一つ例を見てみます。
元画像と手の切り抜きとバラの画像、この三枚を使います。

手の方の元画像を明るくします。この部分が明るいほどバラの写真がうすく映ります。

切り抜きを重ねます。先程とは反対に、切り抜き部分は暗いほどバラの写真がはっきりと映ります。

バラの写真の合成モードをスクリーンにして完成。
重なり具合は、背景と切り抜きの明るさをいじることで調節できます。

ポラ素材にしてみたり。
スクリーンにして重ねるだけでちょっとおしゃれな画像に変わります。

いかがだったでしょうか。
カメラのテクニックで二重露光と言うそうです。機会があれば是非試してみてください。