
今回は、ティムさんの風揺れスクリプトを紹介します。
風揺れスクリプトを使って、静止画MADなどでおなじみの髪の毛揺らしをしてみます。
【AviUtl】 風揺れ スクリプト
髪の毛を切り抜く


揺らしたい髪の毛を各パーツに分けて切り抜きします。


切り抜きのポイントは、下画像のように、髪の毛のサイズにトリミングすることです。
上画像のように全体を領域としてしまうと上手くいきません。

髪の毛の切り抜きは、元の位置に手動で戻します。
隠れていた部分を塗り足す

髪の毛を揺らすと、今まで隠れていた部分があらわになることがあります。
そのときは、ペイントツールで肌や髪の毛の部分を塗り足してください。
風揺れをかける


揺れ角の設定です。
この値を大きくするほど、髪の毛が大きく揺れます。


揺れ周期は、1往復するのに必要な時間を決めます。
1なら1秒で1往復、0.5なら0.5秒で1往復です。


揺れズレは、小さくするほど硬い感じに揺れます。
大きくすると、ふにゃふにゃっとした感じに揺れます。
これら3つの設定が風揺れのメイン設定です。
違いを出すその他の設定

真下に下がっていた両サイドの髪の毛に角度をつけました。


センターの設定では、揺れの基準を変えることができます。
今回だと、少し後ろにずらして、より風を受けるような感じを出しました。


パラメータ設定から、上下の固定幅の設定です。
デフォルトでは、上下10%が固定されています。
画像だと、緑色の部分にあたります。


この髪の毛のパーツでは、上はそんなに動く必要はないので、上から40%を固定。反対に下は揺れてほしいので、下の固定は0%にしました。


時間ずれでは、揺れの開始位置を調節できます。
各パーツの揺れが不自然に感じたら、この設定で少しずつ時間差をつけてみてください。

風揺れスクリプトでの髪の毛揺らしは、垂直に下がる髪の毛が前提です。
横になびく髪の毛に対しては、切り抜きを回転させて縦向きにするなどの工夫が必要になります。
いかがだったでしょうか。
風揺れスクリプトで髪の毛揺らし、機会があれば是非試してみてください。
【AviUtl】 風揺れ スクリプト