
今回は、rikkyさんのカラーパレットプラグインについて紹介したいと思います。
動画編集においてはコンセプトに合わせて色を決めていきます。そんなとき、イメージ毎にカラーパレットが用意されていたり、新規プロジェクト用に自分で作った色をカラーパレットとして保存できると作業が捗ります。
カラーパレットプラグインを利用することで色の管理がしやすくなると思います。
環境は本体1.10、拡張編集0.92となっています。
rikkymoduleが必要になるので、未導入の方は併せて導入してください。
rikkymodule&memory(アマゾンっぽい)
カラーパレット(アマゾンっぽい)
[Aviutl]カラーパレットプラグイン改良版(ニコニコ動画)
目次
rikkymoduleの導入

まずは前提としてrikkymoduleの導入が必要となります。
サイトからrikkymodule&memory.zipをダウンロードします。
rikkymodule&memory(アマゾンっぽい)
必要なのはrikky_module.dllとrikky_memory.aufの二つのファイルです。

二つのファイルはAviUtl本体があるフォルダにコピーします。
カラーパレットプラグインの導入

カラーパレット.zipをダウンロードし解凍します。
カラーパレット(アマゾンっぽい)
aviutl1.00用のフォルダにあるcolor_palette.aufを利用します。



color_palette.aufとcolor_palette_editフォルダをrikky_module.dll等と同じ場所にコピーします。以上で導入が完了です。
拡張編集をpluginsフォルダに入れているとトラブルになりやすいので要注意です。

AviUtlを起動し、表示からカラーパレットの表示をクリックします。
ここでカラーパレットの表示が出ていない場合は導入に失敗している可能性があるので、今一度確認してみてください。

このようにカラーパレットとマイパレットが表示されます。
カラーパレットの使い方

通常、図形やテキストなど色の設定では色の選択ウィンドウが出てきて、ここで色を指定します。
マウスカーソルを左側の色の上に置いて右クリックすると”現在の色をプリセットに保存”することができますが、一度変更すると元に戻すのが大変です。
できることならあまり触りたくないですね。そこでカラーパレットプラグインです。

カラーパレットプラグインではすでにいくつかのパレットが同梱されています。
例ではrikky_paletteを選択しました。
図形等の設定ダイアログにパレットから色をドラッグ&ドロップすることで色を変更することができます。

拡張編集上にドラッグ&ドロップすると選択した色の四角形として出すことができます。
また、Ctrlを押しながらドラッグ&ドロップするとメディアオブジェクトの単色化として出すことができます。

パレット内の個別の色はクリックすることで色選択ウィンドウが出て、ここで設定することができます。

ウィンドウから見切れていてちょっと見にくいですが、一番下に”パレット入れ替え可”があります。
ここにチェックが入っていると、ドラッグ&ドロップでパレット内の色を好きな場所に入れ替えることができます。
新しいパレットの作成

新しくパレットを作成したい場合は、AviUtlパレット取得ボタンを押します。
パレット名を決めてくださいウィンドウが出てくるので、名前を入力してOKを押します。

新たにカラーパレットが作成されました。再読込ボタンを押すと更新されてパレットの位置が変わると思います。
ここで自分好みに色を作ってパレットとして保存することができます。
デフォルトの色選択にパレットを反映

お好みのパレットを選択します。ここではrikky_paletteです。
この状態でパレット反映ボタンを押します。

図形等の色の設定を押すと、色の選択ウィンドウのパレットが先ほど選択したカラーパレットになっています。
カラーパレットからではなく、通常の色の選択でカラーパレットの色を使いたいときに便利です。
ちなみに、ここで反映した色の選択カラーパレットはAviUtlを再起動すると元に戻ります。

起動時反映にチェックを入れることで、起動するたびにカラーパレットを反映することができます。
元に戻したくなったらチェックを外して一度AviUtlを終了するか、DEFAULTのパレットを反映させると良いと思います。

作成したパレットは.cpeファイルとしてcolor_palette_editフォルダ内に保存されます。
サブフォルダを作成してまとめたり、使わなくなったものを削除するなどして管理すると良いかなと思います。
マイパレット

カラーパレットとは独立してマイパレットというものがあります。
一時的に色を作ったり、よく使う色をピックアップしておいたりと補助的に使うと良いのかなと思います。マイパレットの右下は、一つ前に変更した色が表示されます。
カラーコードのコピー

カラーパレットの色の上にマウスカーソルを持っていくとカラーコードが表示されます。個別の色を右クリックするとカラーコードをコピーしてくれます。

蛇色さんのAddColorCodeプラグインを導入していると色の選択ウィンドウにカラーコードの欄が増え、ここにカラーコードを入力して色を指定することができます。
rikkyさんのカラーパレットプラグインと併せて導入すると色周りの機能が充実すると思います。

制御文字で使う場合はアルファベットの大文字を小文字に直す必要があります。
カラーパレットのWebサイト



ネット上にはカラーパレットを集めたサイトや指定した色に合わせたカラーパレットを作ってくれるサイトなどもあるので活用したいですね。
いかがだったでしょうか。
色を自分で作るのはかなり大変だと思います。いろんなテーマに合わせてカラーパレットを作っておくと今後の編集に役立ちますね。
カラーパレットプラグイン、機会があれば是非試してみてください。