Anticipationの動きは次の動きまでがワンセット

アニメーションの原則のひとつにAnticipationというものがあります。

日本語では予備動作と呼ばれたりもします。

ある動きの前に、その動きとは反対の動きをするのが特徴です。上の動画だと、右へ移動する前に一度左へ動きます。

このAnticipationの動きはテキストモーションやカメラワークなどでも応用されています。

右側画面外へと退場するテキスト。一旦左側へ移動してタメを作ってビュンといった感じ。

上に移動する前に一旦沈み込む動き。

と、ここまではいいのですが、Anticipationの動きはこれだけで完結することは稀だと思います。

Anticipationの動きをさせた後は次のシーンや次の動きを繋げるようにする、ここまでをワンセットにします。

ここでは「MOTION」が右へ移動し、次のシーンが左から右へ動きを繋げるように移動します。

もうひとつ、一旦沈み込んで上に移動し、次のシーンが下から上へこちらも動きを繋げるように移動します。

このようにAnticipationの動きをテキストモーション等で使う場合には、単体ではなく次のシーンやモーションまでを繋げるように動かすというのがポイントです。