AviUtlのカメラ制御で水平垂直移動、ParallelCamera

2019年5月30日

今回は、AodarumaさんのParallelcameraを紹介します。

リンクからParallelcamera.zipをダウンロードしてください。説明書はREADME.mdをメモ帳等で開くと見れます。
Aodaruma-AviUtl-Script

カメラ制御下の水平垂直移動

カメラ制御を使いつつ水平垂直に移動する方法として思い浮かぶのが、目標レイヤをカメラ自身にすることです。

カメラ制御を置いたレイヤーと同じ番号を目標レイヤに設定します。そうすることでXY移動が水平垂直に動きます。わかりやすい一方で、目標中心回転などカメラ制御ならではの回り込むアングルが無効になります。

別の方法としいて、グループ制御と併せて使います。XY軸回転はカメラ制御の目標中心回転で、XYZ座標の移動はグループ制御でと役割分担をさせます。

回転と移動が別オブジェクトのため中間点の衝突などもなく自由に設定できます。反面、手間が増え操作が複雑になったり、カメラ制御ひとつでは済まないところがあります。

ParallelCamera

今回のParallelCameraはカメラ制御にかけるだけで水平垂直移動ができ、且つ目標中心回転をかけてぐるぐる回すこともできます。

使い方はとっても簡単。カメラ制御にParallelCameraをかけるだけです。

カメラ制御のXY値を移動させれば水平垂直移動になります。gifはテキストにrikkyさんのパララックスをかけたもの。

ParallelCameraのカメラ縦転、カメラ横転をいじると、位置はそのままでカメラを上下左右に振る動きができます。

目標中心回転をかける

ParallelCameraの下に目標中心回転をかけます。水平回転、垂直回転でアングルを決めて、XYで移動させました。

ParallelCameraは目標中心回転とともに使えるので、カメラ制御ひとつで水平垂直の移動と回転を扱うことができます。

スターウォーズのエンドロールっぽいやつも作れそうですね。

使用例

移動はカメラ制御のXY、ひねりは目標中心回転の水平垂直。カメラ制御ひとつで済みました。

いかがだったでしょうか。
やはり回転も同時にできるというのはいいですね。パララックスの動きにも役立ちそうです。機会があれば是非試してみてください。