
今回は、フレーム毎に色を変えてフラッシュさせたテキストアニメーションを作ってみたので紹介したいと思います。
ティムさんの簡易コロラマ
→【AviUtl】 色調調整セットver6(ニコニコ動画)
目次
使う色

今回使う色は青、シアン、白、黄色、赤の5色です。

フラッシュさせる場合、青→シアン→黄→赤または赤→黄→白→シアン→青の順に色を変えます。
実際の動画を見てみます。こんな感じでフレーム毎に色を変えてテキストを登場、退場させます。ちなみに上の動画では2フレーム毎です。
1は青から赤への遷移、2は逆順で赤から青への遷移となっています。
1フレーム毎に変化する場合。フラッシュ感が強いですね。
単色化と簡易コロラマ

テキストの色を変えるスクリプトは二つ。ティムさんの簡易コロラマ、または単色化です。

簡易コロラマでは最大色数を5にして、パラメータ設定の色1から色5まで色を指定します。
色の指定は0xをあたまに付けたカラーコードになりますが、入力が大変なので取得用の欄で色を指定したコードをコピペすると楽だと思います。
Fシフトを0から80へ直線移動させます。

単色化を使う場合は輝度を保持するのチェックを外して色の設定で色を指定します。

タイムラインで見るとこんな感じです。
簡易コロラマはオブジェクトがひとつで済むというメリットがありますが、色数に合わせて設定が必要なのと、2フレーム毎に色を変えるといった場合や、このフレームでこの色といった指定などが難しくなります。
単色化は色の数だけオブジェクトを出さなければなりませんが、色指定やフレーム指定など自由度は高いです。
どちらもメディアオブジェクトとして出しています。この方法だとテキストの移動や拡大縮小など動きを別で付けることができます。
レイアウトしたテキストを動かさないなら、テキストオブジェクト自体で色を付けて細切れにするのもありですね。
登場と退場

フラッシュでは点滅するので最終的には消えますが、テキストアニメーションの登場として使う場合や退場として使う場合は2色で登場・退場になります。
青とシアンで登場、黄と赤で退場するパターンとその逆パターン。
応用と使用例
テキストは動かさず、色だけが変化します。合成モードを加算にすることで重なる部分でさらなる色の変化が生まれます。

2フレーム毎。合成モードを加算にして使う場合はテキストオブジェクト自体を細切れにする方が上手くいくと思います。
複合的なモーションの一要素として、色ずれのようにグリッチ演出の中で用いてアクセントに。
いかがだったでしょうか。
フレーム毎に色を変えることでフラッシュやちらつきのような感じを出すことができます。機会があれば是非試してみてください。