テキストの工夫とデザイン

2019年3月6日

今回は、ちょっとしたフォントの知識とテキストの工夫について紹介します。

フォントの書体と太さ細さ

日本語のフォントには、明朝体とゴシック体の二つの書体があります。

簡単に説明すると、明朝体には「厳格」といったイメージがあります。
一方、ゴシック体には「カジュアル」のイメージがあります。

同じ書体でも線(ウエイト)の細い太いでイメージが異なります。

細い線は「繊細」「やわらかい」「モダン」な印象を与えます。
一方太い線は「力強い」「安定」「重厚感」といった印象を与えます。

作る動画と使う書体やウエイトのイメージを合わせることで、違和感のない演出になります。

テキストを使う場合はこのイメージに反した書体を使わないように気を付けたいところです。

イメージに合わせたテキスト

ダンまちはベル君のスキル、「英雄願望」です。
イメージは格好良く、激しめの曲で作る動画のカット。

ポイントは、
・明朝体を使うことで厳格さを出す
・線を太くすることで力強さを出す
・強調するテキストは大きくする

特に難しいことはしていませんが、これと反対のことをするとその違いがわかると思います。

ゴシック体で小さく細い線で表したベル君のスキルです。
繊細でやわらかいイメージで、力強い「英雄願望」とはちょっと違うかなといった感じです。

ちびキャラを使ったり、かわいい感じの曲でダンまちMADを作るならありだと思います。

強調する大きさと色

漢字や固有名詞などを大きくし、それ以外のひらがなを小さくすることでテキストにメリハリがつき見栄えが良くなります。

ここでは「の」を小さくすることで、「レモン」と「憂鬱」を際立たせます。

特定の単語をに色を付けることで、その言葉を強調します。

上の画像では「レモン」にスポットを当てるため、レモンのイメージカラーの黄色にしました。
下の画像では「憂鬱」をイメージした暗めのブルーを選びました。

他にも複数のウエイトを持つフォントでは、太いテキストと細いテキストを併せて使うのもいいですね。

表現したいものが持つイメージを損なわないためには、ちょっとだけデザインが必要になります。

漫画やラノベの表紙から学ぶ

プロがデザインしたテキストをお手本にしない手はありません。
文字の大きさ、色、字間など意識して見ると「なるほど」がたくさん隠れていると思います。

白背景に黒い文字。
「ぼん」と「リン」が強調されているシンプルで力強いタイトルですね。
こういうの好きです。

文字の一部を切り離して色を変えたデザイン。
グレーの背景にブルーとピンクの配色はハズレがありません。

「嘘」の一字が大きく、かつピンクに色を変えてあります。
それだけでも物語のキーワードが「嘘」で恋愛の話かなと想像できますね。

とても細い文字で繊細さや透明感が現れているように感じます。

見切れの文字です。
見切れるなら大胆にというお手本です。

手描きの文字。
手描きならではの温かさや味わいがあって雰囲気が出ます。
水平ではなく、少し右肩上がりなのも動きがあっていいですね。

表紙のイラストと相まって、細めのフォントがデジタル・近未来感を醸し出しています。

同じデジタル感でも、こちらは少し太めで「G」や「R」、「S」の曲線部分が角張った形になったフォントです。

角のあるフォントはデジタル感がでるんですね。

極太のゴシック体です。
キルラキルなんかもそうですが、インパクトがあります。

細い横の線と太い縦の線のメリハリが効いていて、ゴシック体にはない躍動感があります。

ぱっと見ただけで惹かれたデザインです。
こういうのが一番難しい。

いかがだったでしょうか。
ゴシック体を明朝体に、もしくはその反対に。
書体を変えるだけでも大きな変化があります。

作るもののイメージに沿ったフォント選びの参考になれば幸いです。