立方体と回転

環境はAviUtl本体1.10、拡張編集0.92です。
作成する動画サイズは1280×720です。

【おおまかな流れ】
 ・立方体を意識して画像または動画を組む
 ・グループ制御のX軸、Y軸回転を移動させる

立方体を組むことに関しては過去記事があるので参考にしてみてください。
立方体で覚える、カメラ制御下のレイアウト

一辺が720の立方体を作るイメージです。

中心が立方体の中央にくるのがポイントです。

グループ制御のX軸回転を動かすことでくるくる回ります。

Scene内でカメラ制御とグループ制御を同時に使用して、Rootに呼び出すとエラーが起きることがあります。カメラ制御とグループ制御を同時に使用する場合は、Rootで作業すると良いです。

ご質問にあった演出は、この立方体を意識した回転で再現できると思います。

動画サイズぴったりの素材で回転させると必ず隙間ができます。

元動画はもともと素材が動画サイズより少し大きめに作られていかもしれません。対応としては隙間が見えなくなるまでカメラを近づけることですが、その場合、素材が拡大されたように映ります。

そのままの方が綺麗に見えたりするので、状況に合わせて調整してください。

二番目の中央に向かって横に回転する演出は座標や中心の計算がちょっと大変。

※オブジェクトを半分にクリッピングしてからX座標を320にするとちょうど中央にきます。側面も同じようにクリッピングで半分にしてから立方体を組みます。

その後にグループ制御のX座標を-320にするともともとの位置に戻ります。

1280の半分、一辺が640の立方体を意識します。

このように左右半分ずつで一つになるようにします。ただし、中心は左右別々に存在します。

グループ制御のY軸回転でそれぞれ中央に向かって回転。

最終的にはこのように左右合わせて一枚になるようにしてシーンチェンジをします。

こんな感じになります。

元動画1分07秒あたりの上下に分かれた回転は、それぞれ一度RGBAで書き出す必要がありそうです。アルファチャンネルを読み込むにチェックを入れて、画面を半分にするようにクリッピングすると綺麗に中央で分割できます。

二番目に紹介したこのシーンチェンジも左右それぞれRGBAで書き出してクリッピングすると重なる部分の境界線が綺麗に見えます。

三番目は画面を四分割して回転する演出です。

1280を四等分するとひとつ320になります。一辺320の立方体を意識して組みます。ここでは背景にクリッピングをかけて左右を480切り取ることで、真ん中に幅320の長方形を作り出しています。

グループ制御のY軸回転を移動。これが元素材(A)になります。

元素材(A)を四つ分複製し、それぞれのグループ制御のX座標で画面を覆うように配置。

シーンチェンジ後に出てくる方の背景に画像ファイル合成または動画ファイル合成をかけて見せたいものを指定しました。

あとは、それぞれのオブジェクトを見せたいタイミングで動くように中間点の位置をずらします。

元動画は二回転しているので、プラスもう一回転加えれば再現できますね。
移動方法にイージングを使って緩急をつけるとより見やすいモーションになると思います。

と、こんな感じで画面分割したシーンチェンジを作ります。最後の12分割の演出も要領は同じです。
 ・12分割したサイズを割り出して元素材となる立方体を作成
 ・12個分複製してレイアウト
 ・画像ファイル合成または動画ファイル合成
 ・移動のタイミングをずらして時間差をつけて完成

私が知らないだけでこうしたシーンチェンジに役立つスクリプトがあるかもしれませんが、参考にしてみてください。こちらも一週間程度で消えてしまうのでご了承ください。