
今回は、動画編集ソフトAviUtlについて紹介したいと思います。
これから動画編集を始めてみようと思っている方に「AviUtlってどんなソフト、どんなことができるの」というのを見ていきたいと思います。
目次
動画編集ソフトAviUtl
AviUtlは動画編集ソフトで、無料で使うことができます。機能的な制限などもなく、出力時にロゴが入るといったこともありません。
インストーラーは公式にはありません。開発者のサイトからファイルをダウンロードしてきて解凍するだけです。反対に、いらなくなったらごみ箱にいれるだけで削除は完了です。
AviUtlはWindows用ソフトで、通常、Macでは起動しないようです。
不要部分のカット

動画編集の基本的な作業、「カットしてつなげる」ということができます。
自分で撮影した動画や、ゲーム実況などでも見やすくするために必要な作業ですね。後述しますが、長時間のファイルの編集はAviUtlには不向きといえるかもしれません。
字幕やテロップといったテキストを挿入する

モデル(ニコニ立体) 猫又おかゆ【公式】
動画の説明や、はなし言葉をテキストにして表示させることができます。
切り抜き動画などでは頻繁に行う作業だと思います。
スライドショーのような動画の作成
写真などの画像を使って、スライドショーを作成することができます。シーンとシーンをつなげる際に、シーンチェンジ(トランジション)を工夫することになります。
プロフィールムービーなども作ることができます。
エフェクトをかける

加工前の元画像です。このような素材にエフェクトをかけて見栄えをよくしたりできます。

これはカスタムフレアというスクリプトを用いていますが、動画に光を後付けして加工したものです。
慣れてくるとこのようなエフェクトを追加するような編集もできます。
MVなどの動画の作成
PV・MVやMADと呼ばれる複雑な編集作業が必要な動画を作ることもできます。
MG(モーショングラフィックス)
図形やテキストにモーションをつけることで、いわゆるモーショングラフィックスと呼ばれるようなものを作ることができます。
AviUtlでできること

これまで見てきたように、AviUtlは単純なものから複雑なものまで幅広い動画の編集が可能です。編集可能な領域ということで見ると、AviUtlはフリーソフトとは思えないほどの性能を有していると言えます。
AviUtlは重い?

一方で、AviUtlの苦手な編集があります。具体的には、1920×1080で3時間を超える10GBの動画を素材として、エフェクトバリバリの30分動画を作るといったような編集です。
AviUtlのレンジとしては、1280×720の1時間程度1.5GBくらいまでの動画を素材とし、0~30分くらいのエフェクトを使用した動画を作成するといったところではないでしょうか。
もし長時間動画を扱うとしたら、素材をさらに細かく分ける必要が出てくるでしょう。
AviUtlが苦手とする高画質・長時間・大容量動画の扱いを除けば、動画編集とはもともとPCにかかる負荷は高い行為です。特にエフェクトをかけたり3Dを扱ったりすることはAviUtl以外のソフトにとっても同様に重いものと思われます。
手軽さか自由度か
MAD、MV/PV、モーショングラフィックスなど手の込んだ編集+エフェクトといった動画編集には、AviUtlが活躍する場があると思います。工夫は必要になるものの、自由度が高く細かい演出ができます。
一方で、長時間動画のカットやテキストを入れるだけ、あまりオブジェクトに動きをつけないような編集の場合、AviUtl以外のソフトの方が快適かもしれません。
まとめ
AviUtlは無料の動画編集ソフトで、これから動画編集を始めてみようと思っているけど有料ソフトにはちょっと手を出しにくいという方に最適。
自由度が高く、アイデアと工夫で動画編集を楽しむためにぴったり。
ただし、大きめの動画は苦手。
いかがだったでしょうか。
有料ソフトへの足掛かりとしてもいいですし、AviUtlをとことん極めてみるのもいいと思います。
以上、AviUtlの紹介でした。