AviUtl、画面を分割する

2020年1月25日

今回は、画面を分割する方法を紹介したいと思います。
使用するのは主にクリッピング機能です。

背景にクリッピング

まずは背景を出し、そこへクリッピングをかけます。

クリッピングの右を640としました。この数値は作っている動画のサイズの半分に設定します。
この例では1280×720の動画なので横のサイズの半分の640ですね。

右側半分も同じようにして、背景にクリッピングをかけます。こちらは左を640です。
これで画面の2分割の枠ができました。

画像や動画を置く

枠ができたら、そこへ画像や動画を置きます。
ここで画像や動画を”上のオブジェクトでクリッピング”します。そうすると、画像や動画が枠の中に納まりはみ出すことはありません。

画像や動画に直接クリッピングをかけず、先に枠を作り”上のオブジェクトでクリッピング”することで、細かな座標やクリッピングを気にせず画面を分割することができます。

今回は画像のみを”上のオブジェクトでクリッピング”しましたが、テキストやその他のオブジェクトを複数使った画面で”上のオブジェクトでクリッピング”したい場合は、シーン機能を利用すると上手くいきます。

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その他の分割

画面を四分割する場合は、上下左右をそれぞれ半分にします。
ここでは、右側を半分の640、下側を半分の360とクリッピングして左上の枠を作りました。

四つそれぞれを作るとこんな感じになります。

画像や動画を”上のオブジェクトでクリッピング”。

このように、背景を使ってレイアウトを決めると画面分割が簡単にできます。また、画像や動画も差し替えるだけで修正も容易です。

画面を3分割

計算が苦手で苦労するのが奇数分割ですね。
例は1280×720です。

背景の右側をクリッピング、853です。

同じようにして左側を853。

最後に左右をクリッピング、427です。
三分割の場合、左右を作ってから真ん中を作ると調整がしやすいです。なんか隙間があるなと思えば、真ん中のオブジェクトのクリッピングで調整します。

同じ画面を並べる

先程までは、各画面が異なる画像や動画にすることが前提でした。
同じ画像で画面を分割する場合はとっても簡単。画像や動画に画像ループをかけます。

横と縦の回数を増やして分割したい数に設定します。
横縦を2×2にして拡大率を50にしたもの。

横と縦の回数に応じて拡大率を合わせると画面にきっちり収まります。

いかがだったでしょうか。
枠を使った画面分割、是非試してみてください。