
今回は、数年ぶりに更新されたテスト版AviUtlについて紹介したいと思います。
目次
テスト版AviUtl

テスト版のAviUtl本体は、AviUtlのお部屋からダウンロードすることができます。
AviUtlのお部屋

拡張編集は今までと同じversion0.92を使用します。
変更点

テスト版AviUtlを解凍したら、aviutl.txtを開いてみてください。
基本操作についての説明があり、一番下に更新履歴があります。
今回の主な更新
2019/08/18 ver1.10.rc1
・ビルド環境の更新とそれに伴う調整をした
・映像のキャッシュを共有メモリで確保するようにした
・メモリの確保失敗時にキャッシュサイズを調整して再試行できるようにした
・LARGEADDRESSAWAREを常に有効にするようにした
・システム設定の初期値を一部変更した
2019/09/01 ver1.10.rc2
・NULLフレームが正しく表示できなかったのを修正

実際にシステム設定の初期設定を見てみました。
・最大画像サイズが1280×720から1920×1080に。
・キャッシュフレーム数だったものがキャッシュサイズに。
・リサイズ設定の解像度リストに1920×1080が追加。
・LargeAddressAwareを有効にするの項目が、常に有効のため削除。
などの変更点が見られました。
導入の注意点

テスト版AviUtlは、あくまでもテスト版です。
不具合が起こることは想定しておかなければなりません。
導入する際は、今使っているAviUtlに上書きせずに、新しくテスト版AviUtlの環境を構築したほうがいいと思います。今まで使えたスクリプトがテスト版では使えなくなるということもあり得るので、特に現在進行形で作業中の方など。
今後の展開
開発者のKENくん(@__kenkun)さんによりますと、
ツールの更新を期待されている方も多いと思いますが、、やり残した事や気になる点をほんの少し修正するくらいになると思っています。
https://twitter.com/__kenkun/status/1163023266690166789
64bit対応についてはだいぶ昔にお話したこともあるのですが、プラグインが利用できなくなってしまうので対応する予定はないです。互換性を考えないで作るのであればGPUで画像処理をするような設計のものを新しく作るのが良いのですが、、そこまでは難しいです。ごめんなさい。
https://twitter.com/__kenkun/status/1163023903721050118
ただ32bitアプリでも4GB以上のメモリを活用することは出来るので、その対応をしたテスト版を公開してみました。 映像キャッシュを共有メモリで確保するようにしただけなのですがビルド環境が変わっている等ありますのでひとまずテスト版としています。
https://twitter.com/__kenkun/status/1163024378088456193
とのこと。
いかがだったでしょうか。
今後AviUtlが大きく変わるということはないかもしれませんが、数年ぶりに更新があったというのは嬉しいニュースですね。