AviUtlのフレームバッファを使った、画面に動きを出す方法

2018年12月17日

今回は、フレームバッファを使って静止画に動きをつける方法を紹介します。

静止画に動きをつける

画像を並べて切り替えた動画です。
動きがなく、ちょっと素っ気ない感じがします。

ここへフレームバッファを使って動きをつけます。

フレームバッファと拡大率

フレームバッファを出し、一連のシーンの長さにします。
拡大率を110→100と直線移動にしました。

100より小さくする場合は、見切れに注意してください。

このように各カットがカメラを引いたような動きになります。
フレームバッファひとつで動きを出すことができます。

カット毎に設定する場合は、それぞれにフレームバッファを使います。

動きのバリエーション

拡大率を110→100とすることでオブジェクトから引くかたちになります。
反対に100→110とすると、オブジェクトに寄っていくようになります。

拡大率で少し大きくしてから、オブジェクトを左右にずらすと横移動になります。

各カットごとに異なる動きにすると、メリハリがきいていいと思います。

イージングを使ったシーンチェンジなどでは、移動が終わると静止してしまい流れが途切れてしまうことがあります。

そんなときは、フレームバッファを使って全体の拡大率をちょっとだけ大きく、または小さくすると勢いを削ぐことなく動きの余韻を出すことができます。

このときの拡大率は直線移動です。

フレームバッファを使うメリット

  • 拡大縮小や移動を各オブジェクトで設定する必要がなく、フレームバッファひとつで設定できます。
  • 元のオブジェクトに対し非破壊でパラメータを設定できるので、修正が楽です。
  • カメラ制御が苦手でも、簡単にカメラワークを設定できます。

カメラ制御を使わずともこうした動きがつけられるので、とても便利です。

いかがだったでしょうか。
フレームバッファを使った動きのつけ方、是非参考にしてみてください。